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Ep.24 協力者 ページ24

向かいのビルの窓を突破して転がり込んだ安室とコナン。

落下するカプセルの軌道を花火ボールで強引にずらしたつもりだが、カジノタワーの状態を見る限り、どうやら目論見は成功したようだった。

カプセルは太平洋に落ちた。カジノタワーの一部を掠めて外壁のワイヤーを断ち切った、それ以外には目立った被害もなく。

「上手くいったか……」

背後に安室が立つ。ここへ飛び込む際に引っかけただろう肩の傷が派手に出血していた。

「あとはこっちで処理する。君はすぐに行くんだ」

「まだ謎は解けてないよ。どうして小五郎のおじさんを巻き込んだの?」

誰だって良かったとは言わないが、容疑者としての適任は他にもいたはずだ。それを尋ねると、安室はわずかに目を伏せて微笑んだ。

「僕は立場上、公に捜査できないし……彼を事件に巻き込めば君は必然的に協力者になる。そうすれば、君の本気の力が借りられるだろ?」

……それが理由か。

テロの犯人を捕まえるため、コナンを巻き込み、最大限の能力を発揮してもらう。そのための人選だったのだ。

「君は大切な人のためならどんな捜査もするんだね」────いつだったか、安室にそう言われたことを思い出した。

「……買い被りすぎだよ」

カジノタワーは無事だったが、これで事件が終わりではない。それぞれの道を歩むため背を向け合ったとき、コナンはあることを思い出して振り返った。

「そうだ、安室さん、もうひとつ聞かせて。安室さんはやっぱりAさんを知ってたんだよね?」

「ああ……前も聞いたけれど、どうしてそう思うんだい?」

「なんとなく……だったけど、Aさんに言われたんだ。『あの人には気を付けた方がいい』って。あの電話も盗聴してたんでしょ?」

「うん。悪いけど、聞いていたよ」

「教えて安室さん。あの人は……Aさんは危ない人なの?」

真実を追求するまっすぐな目が差す。

安室の顔から微笑みは消えていた。コナンを見返し、そして最後の一歩を躊躇うように視線を下げて数秒押し黙る。

「……君の言うとおり、僕は彼女を知っている」

やはり間違っていなかった。そして、その直後に続いた言葉もコナンは予想していた。

「直接会ったのは初めてだったけれどね。彼女は────……公安警察の協力者だ」

─────────────

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上坂 - 夢主好き💛 (2023年1月19日 21時) (レス) @page14 id: f311cd81c1 (このIDを非表示/違反報告)
- 夢主好き💜 (2023年1月4日 18時) (レス) @page32 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆(エモジシクジッタタメサイソウイタシマス) (2022年12月13日 3時) (レス) id: 6fdcf214e0 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - おめでとうございます!!!!!( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ (2022年12月13日 3時) (レス) @page25 id: 6fdcf214e0 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - はじめまして!ほろにがクラゲ★様いつもの楽しみに読ませていただいております。本当にコナンの世界に出てきそうな感じの夢主さんでこれからの展開にワクワクしております。卒業試験頑張って下さい!! (2022年12月1日 15時) (レス) @page13 id: 33a5069289 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほろにがクラゲ | 作成日時:2022年11月25日 16時

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