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「奴らがネット上で、細菌のことや爆弾のことを公表したんだよ……今頃街中の人が避難させられてる」
どことなく蚊帳の外のような雰囲気で二人の話を聞く。ただ、それについては予想はついていた。というより、予想通りなら犯人たちはそうするはずだった。最終的な計画の第一目的の完遂を確実なものにするために。
「まあ、奈良がそうなったとしたら泥棒にとっちゃ大ラッキーだけどな！」
「バーロー、人がいなくなっても今はどこでもセキュリティが……」
コナンは言葉を止め、違和感を覚えて呟く。「……セキュリティ？」キッドが意味深に微笑んで見せると、確信を得たようだった。
「まさか……！ だから奈良に？」
「……かもしれねーな」
コナンは手を口元にやり、じっと黙り込んで考える。
私たち怪盗の目線から見れば分かることだった。この状況でいったいどんなふうに、どんなことをした人間が得をするのか。だからこそ今は、分からないフリをすべきだった。
「ね、ねえ、いったいどういうことコナンくん？ あのテロリストたちには……他に目的があるの？」
「あとで説明する……」
そのとき、コナンがハッと顔を上げた。と思うと自分の手のひらを凝視している。
「そうか……！」
「えっ、どこ行くの！？」
瞬く間にコナンは飛行船の中へと消えて行った。このまま見送ろうかと思ったが、あまりキッドのそばにいすぎるのは実際よろしくない。一瞬躊躇ってから、ハッチに飛び込んだ。
「コナンくん！」
足音を忍ばせ、コナンはまっすぐ通路を歩いて行く。Aもできる限り音を立てないようその後に続いた。気づいているはずだが返事はない。
と、前を歩いていたコナンは唐突に足を止めた。
「どこかに隠れていて」
「ど、どこかって……」
隠れるだけならいくらでも可能だが、この場で階段の裏側に張り付く訳にはいかない。とりあえず背後の鉄骨の影に身を隠した。
「いいって言うまで出てきちゃダメだからね……」
なぜ私は小学生に隠れ方を指示されているのだろう。段々情けなく思い始めたころ、静かに歩いていた彼は突然その場で足を踏み鳴らした。ドン。音が反響して大きく響く。
(……ウソ、彼……テロリストをおびき寄せる気？)
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名探偵コナンの世界にトリップしてしまった!【フローチャート形式】
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ほろにがクラゲ(プロフ) - 美桜琉さん» ありがとうございます！完結しました！よかったです、今回は特に私の自己満だったので、楽しんでくれてる人いるかなー？って心配で…ホントですか！過去編！か、書いてみようかな？？ (2019年9月22日 21時) (
レス) id: 9807b016db (このIDを非表示/違反報告)
美桜琉(プロフ) - 完結おめでとうこざいます！ほんっとに最高でした！！過去編マジで見たいです…！ (2019年9月22日 21時) (レス) id: 95c48d4791 (このIDを非表示/違反報告)
ほろにがクラゲ(プロフ) - パシェロさん» ひゃあありがとうございますー！できるだけ映画に沿えるように…物語に夢主が埋もれるかもしれないんですが…(；´Д｀)今後も頑張ります！ (2019年9月7日 9時) (レス) id: ad5934c8e1 (このIDを非表示/違反報告)
パシェロ(プロフ) - にゃんーーー！！（（^ω^ΞΞΞ^ω^））これが見たかったー！！映画風の夢小説見たかったんやー！ (2019年9月7日 8時) (レス) id: b9096b0156 (このIDを非表示/違反報告)
ほろにがクラゲ(プロフ) - バス停さん» 私必死に金ローしてました() 大丈夫ですかちゃんと画面観れました？ (2019年9月6日 23時) (レス) id: ad5934c8e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほろにがクラゲ
| 作成日時：2019年9月5日 16時
