Ep24.無意識の記憶 ページ24
よく考えれば相手も相手でパニックだったのだろう。だからといってなんでこっちに真っ直ぐ向かってくるんですか。
無理だ。頭での処理が追い付かず、対処も反応も何もかも遅れた。
ハズだった。
次の瞬間、突如身体が操り人形のように動き出し、目は的確に必要な情報を読み取る。
また脳のどこかに別の思考が生まれ、男性の体は宙に舞った。
(──────え？)
「……ぐ、あっ！？」
視界の端に周囲の人達の驚きに満ちた表情が映る。刹那、ドシンと派手な音。
私の手の先には、技をかけられ身動き取れなくなった男性……もとい、爆弾魔の姿があった。
「くっ……そ、この……ッ！」
「Aさん……！？ どうしたの！？」
「え…………あ……、待って！ 離れて！」
私は爆弾の存在を思い出し、近寄ろうとするコナン君を止めて爆弾魔に視線を落とした。
「……えぇっと、遠隔式？ 時限式？ 起爆装置があったら渡してくれます……？」
「…………クソ、クソッ！ なんでこんな奴に……！」
「いや、それは私にも分からないけど、今爆発されたら困るから……」
こちらの必死さを悟られないように取り繕いながら、内心冷や汗を垂らした。
男との対話を早々に諦め、蘭ちゃんに駅員さんを呼んでくるよう頼んだ。何か起きたら警察かスタッフを呼ぶ。これコナン知識ね。
「おじさん、爆弾のスイッチは？」
と、すぐ下でコナン君の声がした。
いつの間に……、彼は爆弾魔が答えないとわかると、懐を探って起爆装置を取り出してしまった。なんて奴だ。
男性は暴れていたが、どうもこの体勢からは動きようがないらしい。
私もどうなってるか分からないけどとりあえず出来る限り動かないようにして男性を抑えつけた。
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もこ - 面白い (10月11日 17時) (
レス) id: 67135257cc (このIDを非表示/違反報告)
ほろにがクラゲ(プロフ) - ののいろ系女子さん» ここで……終わってしまいました！<(・`-・`)>ﾊﾞｰﾝ ありがとうございます！そうですね、次はちゃんと(？)トリップものにしようかと考えています。よかったら次もよろしくお願いします！ (2019年2月6日 19時) (レス) id: 41e8a6fa74 (このIDを非表示/違反報告)
ほろにがクラゲ(プロフ) - ハルカさん» ありがとうございます！こんな打ち切りみたいな終わり方でいいんだろうか……と思っていたのですが、楽しんで頂けたなら良かったです！ (2019年2月6日 19時) (レス) id: 41e8a6fa74 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ここで！？でも、これはこれで結構良いわぁ！←何様 黒の組織エンド最高でした！次の作品は、トリップか転生物が見たいなぁって。てへ( ＾∀＾)← (2019年2月4日 19時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 黒の組織エンドめっちゃいいです！最後まで楽しませていただきました！完結おめでとうございます！ (2019年2月1日 8時) (レス) id: f6af1829c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほろにがクラゲ
| 作成日時：2018年7月28日 19時
