Ep.50 さてと ページ50
それから二人にお礼を言って、私は阿笠邸を出た。
時間は10時………きっと探偵事務所と言えば、そろそろ開業時刻だろう。物語の舞台となる探偵事務所には一度は行ってみたいのが本音だった。
哀ちゃんに連絡先を聞いたことが何よりの収穫になりそうだ。そういえばうっつーは蘭ちゃん達にアドレスか何か聞いたんだろうか?それならぜひ私にもと言いたいところだが。
迷わないように元来た道を通って、探偵事務所の目の前まで戻ってくると、私はゆっくり灰色の階段を登る。
「……さてと……依頼人がいなきゃいいけど」
足音をどうにか消して慎重にドアの前まで辿り着く。せっかくだから驚かせてやろうと思ったのだが、コナンくんがいないということはないだろうか?と、ここに来て考える。
例えばキャンプ……は、無いな。さっきまで私は阿笠博士の家にいたんだか、。
友達と遊び……に行くなら、お昼ご飯を食べた後の方が都合がいいはず。小学生なのだから。
それに今日はちょっとした謎も用意してきた。彼の暇潰しにでもなるといいが……死神効果で殺人事件を誘発しないだろうか。
ついつい苦笑いを浮かべながら、扉に耳を当てる。
……競馬の音。小五郎さんか。じゃあ今は暇ってことだな。
よっしゃ、と思ったその時、目の前の扉が勢いよく開いた。
(え?)
全体重を扉にかけてなかったからいいものの、それはさすがに危ないだろう。横の壁に手をかけて踏みとどまる。
ほっとため息をついたその時、私の目の前……真下にいたのは、何か言いたげな顔でムスッと私を見るコナンくんだった。
「……A姉ちゃん、何してるの」
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めでたく50話達成!というわけで、書いたり書かなかったり自分でも謎ペースですが……続編へ移行したいと思います。よろしければ次もお付き合いくださいませ。
ここで一旦お礼を言わせて頂きます。ここまで50話お読みいただいて誠にありがとうございました。
これを完結させたら、次は何を書こうかと楽しみにしております。最近実写化や原画展で再び話題の、鋼錬なんかいいですね。
でもコナンもいいなぁと思います。いっそ同時進行するかもしれません。
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chiroru...(プロフ) - めっちゃ素敵な小説でした!ファンになりました♡名探偵コナンで安室さんと怪盗キッドとの三角関係な小説を読んでみたいです!是非ご検討お願いします♡ (4月5日 20時) (レス) id: eb897bce76 (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 夢主のイラスト見ました! かっこいい! (2023年1月8日 0時) (レス) id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 内容がしっかりしてる! 夢主好き💚 (2023年1月8日 0時) (レス) @page10 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
茉佑(プロフ) - 絵上手くないっすか?うらやますぃ(´;ω;`) (2018年5月1日 23時) (レス) id: ff89d68923 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - あぁぁ…画力が神だぁ……画力わけてください、切実に…( ノД`)… (2018年4月28日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほろにがクラゲ | 作成日時:2017年9月11日 8時