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Ep.22 察するんだよ ページ22

結果だけ言おう。




私は帰宅部に入部した。



……まあ、厳密に言えば入部はしてない。入部してないから帰宅部なのだ。







理由としては、アレだ。薙刀の重要度とコナンくんの笑顔を天秤にかけたら必然とそうなったに過ぎない。



そもそもここ最近のコナンくんは「死神」だの「クソガキ」だのとひどい扱いを受けていると思う。いいか。よく聞け。



異論はない。



でもかわいい。それで十分じゃないか……(末期)



あーあ、一昨日なんでもっと楽しい会話とかしなかったのかなー。混乱してて萌えに頭が回らなかったわ。








そんな訳で私は明るい通学路を気ままな歩幅で下校していた。




別に一緒に帰る友達が出来なかったわけじゃない。今日できた友達の家の方向が完全に逆だったのだ。




ひどいや神様。





「はぁ…………」




「どうしたの、元気ないね?」




「だってさぁ………………、…………




……ん?」









ハッと我に帰る。あれ?私一人で下校してるって言ったよね?




ものすごく驚いたしとんでもなく気になったがあくまで不自然に見えないよう振りかえってみた。




なんとそこには先日お見かけしたばかりの江戸川様がいらっしゃったのだ。




キラキラとした江戸川スマイル。ちょっ、待って、かわいくてHP減るから……こうかばつぐんだから……。




っていうか私を見つけて追っかけてきたのかなこの子………………。天使かよ……。







「おや、コナンくん。奇遇だね」





ここで顔に出さないのがポーカーフェイスのすごいところ(自画自賛)。今度はちゃんと思考回路機能してるよ。



コナンくんは私の制服とカバンをひととおり見ていた。





「うん!お姉さんは帝丹中に通ってるんだね」



「今日からだけどね。コナンくんは帝丹小?」



「そうだよ!途中までは友達と帰ってるんだ!お姉さんは……」





「一人で帰ってるの?」と続けようとしたコナンくんに、私は立ち止まっておもむろに頭を撫でた。



わしゃわしゃと乱雑に。





「え!?ちょ、ちょっと…………」





困惑するコナンくん。私はしゃがみこみ、真剣な声色でこう言った。





「……いいかい、コナンくん。そういうことはむやみやたらに聞くもんじゃない。……察するんだよ」





「え……あ、うん…………」

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chiroru...(プロフ) - めっちゃ素敵な小説でした!ファンになりました♡名探偵コナンで安室さんと怪盗キッドとの三角関係な小説を読んでみたいです!是非ご検討お願いします♡ (4月5日 20時) (レス) id: eb897bce76 (このIDを非表示/違反報告)
- 夢主のイラスト見ました! かっこいい! (2023年1月8日 0時) (レス) id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
- 内容がしっかりしてる! 夢主好き💚 (2023年1月8日 0時) (レス) @page10 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
茉佑(プロフ) - 絵上手くないっすか?うらやますぃ(´;ω;`) (2018年5月1日 23時) (レス) id: ff89d68923 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - あぁぁ…画力が神だぁ……画力わけてください、切実に…( ノД`)… (2018年4月28日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほろにがクラゲ | 作成日時:2017年9月11日 8時

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