村上妹はトリオンモンスター4【風間編】 (ページ26)

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数日後放課後
米「可憐いこーぜー」

可憐『……』

米「なんだ？なにか見えたか？(教室を出て)」

可憐『うん……ハル兄いるの、なんでだろ(ついていきながら)』

出「ハル兄？誰だ？(合流して歩きながら)」

可憐『あ、公平……えと、犬飼さんだよ』

米「あー」

出「ほんとにいんのか？」

米「あの人だかりじゃねーの？」

可憐『あの辺だね、あそこに赤っぽい色した人いるもん』

犬「(こちらに気付いたらしく手を振り)」

可憐『ハル兄、どうしたの？』

犬「今日は自主練だけだって君のお兄ちゃんから聞いてね、対戦出来ないかなーと思って」

可憐『それでわざわざここまで？』

犬「早く終わったから来てみたんだ
最近あんまり話もできてなかったから(頭を撫で)」

出「ほんとに妹みたいに思ってるな、あれは」

米「モテるな～アイツ」

犬「じゃあ可憐、行こう？」

可憐『うん
辻くんは？私まだ慣れられてないから対戦出来ないんじゃ……』

犬「辻ちゃんに確認したら、可憐はウチによく来てたしまだマシみたいだから試してみようと思って」

可憐『そういうことか……』

米「もう慣れたのかよ」

可憐『対して何もしてないんだけどね』

犬「挨拶とかでいい印象だし、けど強引にくることもないから少し安心できたんじゃないかな」

可憐『ならよかった
対戦って、2対1？』

犬「そう
ウチの連携が可憐にどこまで対抗できるか知りたくて」

可憐『対抗というか私がいっぱいいっぱいにならなければいいけど……頑張ります』

犬「よろしくね(ｽｯと自然に手を繋ぎ)」

可憐『!!(驚くも微笑み)』