22．会話 ページ22
｢なんでや｣
あんなの強い力を持ってる癖に何故それを使おうとしない？
勿体ない、なんて思ってつい睨んでしまう。
｢強いのはクロメであって…私自身では無いんです｣
そう告げたAは眉を下げて薄く笑う。
私じゃゾムさんに敵うわけ無いですから｡と赤い瞳を交じる事なく逸らす。
｢…？ クロメになる条件は？誰も知らないの？｣
｢みたいやで。大先生も知らん言うてたし｣
｢マジかよ…｣
シャオロンの疑問にすかさず返答するトントン。さすトン。
相変わらずAに肩を震わせる程ビビるシャオロンに思わず苦笑する。
Aも怖がらせていると理解した様子で一本後ずさる。
｢じゃあしゃーないな、シャオさん引き続き手合わせといこうか！｣
｢おぉ！？望むところや！｣
またこの会話。
何度もバカみたいに煽り合う。
仲間相手だと本気にはならないし、むしろ遠慮する為に少しストレスが溜まる位だ。
でも誰かと殺り合うのは楽しくてやめられない。
«えぇー、トントン。少し手伝って欲しい事がある。至急会議室へ来てくれ»
突如城内に流れた呼び出しの放送。
このゲス声はグル氏の声だろう。
こういう時はだいたいパシらされてるトントン。
可哀想に…と哀れみの目を向ける。
｢その目やめろ！はぁ､とりあえず行ってくるな。ゾムニキシャオニキ、Aの城案内頼んでもええか？｣
｢えっそんな！悪いですよ！このお城広いから1人で歩いてても楽しいですし｣
｢そういうわけにもいかんやろ。じゃ､頼んだで｣
ピューーーン。
風の如く走り去るトントン。
置いて行かれたAはその背中を目を丸くして見つめていた。
シャオさんも何が何だか､と言った状態で口を開けている。
｢…ほな頼まれたし。城案内行こか｣
よく分からなくなった場の空気を整える様に仕切ってみる。
リーダーには向かない筈だからなぁ、俺。
うまく城案内出来るか不安やわ。
｢え､と…宜しくお願いします｣
｢こちらこそ｣ ｢任せとけ…？｣
そんなこんなで城案内。
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ななし(プロフ) - 真道さんさん» 重ねて申し訳ないのですが.....この作品には今のところしんぺい神さんは登場しないつもりです...！コメントありがとうございました！！ (2017年3月23日 20時) (
レス) id: 8b96d1c041 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 真道さんさん» ロボロさんもぎすメモ動画内でそういった扱いを受けていたのでネタとして取り入れさせていただきました...！(>_<)この先の更新でネタだという会話を入れるつもりだったので、決して本気とかではないです！紛らわしいセリフで本当にすみませんでした。 (2017年3月23日 19時) (レス) id: 8b96d1c041 (このIDを非表示/違反報告)
真道さん - ホモぉなのはしんべい神だと思いませう。 (2017年3月23日 19時) (レス) id: 49fb3af3ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし | 作成日時：2017年1月8日 20時
