自己紹介 ページ5
二人がひとしきり再会を喜んだ後、
「すまない、ちょっとこっちに来てくれないか」
おもむろにオールマイトは私たちを路地裏へと誘導してくる。
普通、男性に路地裏に連れ込まれることは警戒するものであるはずなのだが、レイナは少しも躊躇をせず頷いた。
「いいわ、貴方無理してるでしょ?顔、ひきつってるわよ」
それどころか彼を気遣っているのを見る限り向こうにも事情があるのだろう。
それにレイナの信頼している人だ。安心してもいいはずだ。
そう思い私はオールマイトについていくレイナの後を追いかけ、ギャラリーにばれないように場所を移した。
路地裏につくと、誰も見ていないと分かったためか彼は息をゆっくりと吐いた。
と同時に蒸気のようなものが吹き出し、みるみるうちに彼のシルエットが萎んでいくのが見られる。
「人間が、萎んでいく……」
まるで風船の空気が抜ける様に萎む様は見ていて面白いものだった。
やがて蒸気は晴れ、現れたのは不健康の権化とでも言わんばかりにガリガリな男。
「えーと、貴方がオールマイト……ですか?」
私は頃合いを見計らって話しかけてみる。
筋肉はどこに消えてしまったのだろう?人体は不思議だ……。
不思議そうに話しかける私を彼は面白いものをみるかのように見つめた後、今度は分かりやすく微笑んだ。
「そうか、この姿を見ても驚かないということは本当に彼女と同じ様に別世界から来たんだね」
驚かない……つまり、この姿を見たら驚くのが普通ということ、さっき歓声をあげていた彼らはこの姿を知らないということ、かな?
「普通に驚きましたよ?筋肉ムキムキの人が萎んでいったんですから。
でも、わざわざそう言うってことは驚く点はそこではないんですね?
あ、私はA・オリンピア。レイナ……あ、彼女の友達です」
自己紹介を一緒に終えると、オールマイトは今度は声を上げて笑いだした。
「ははは!!君は随分理知的なんだな、
私は君が推測した通りオールマイトだ。
この姿では本名の八木俊典、と名乗っておいた方がいいかな」
オールマイト、いや今はトシノリさんが手を差し出してくるので私も手を差し出しお互いに握手を交わす。
「聞いてトシノリ!!彼女にレイナって名前をつけてもらったのよ!!」
レイナがトシノリさんに自慢をする。
トシノリさんはそれにまたも優しい笑顔を今度はレイナに向けた。
「いい名前だ、でも随分日本的な名前だね」
「スペイン語なんですが……」
「え!?」
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怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - とくめーさんさん» あわわわ遅れてしまい申し訳ありません！！特大ヒントとして、��8桁の数字は4桁4桁で構成されています��更にいうと4桁の二進数を使用しています��「あ」なら00010001、「い」なら00010010、「か」なら00100001です。 (2021年12月4日 5時) (
レス) @page18 id: 6506a00938 (このIDを非表示/違反報告)
とくめーさん - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ分からん！！！！！暗号！！！！助けて！！！！！ (2021年11月24日 0時) (レス) @page18 id: aa1c2c4600 (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - ぐうたら猫さん» これからも何かあればよろしくお願い致します！(図々しくてすみません……！) (2019年12月9日 13時) (レス) id: 059adea14e (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - ぐうたら猫さん» わわわありがとうございます！すぐ訂正します！ (2019年12月9日 13時) (レス) id: 059adea14e (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - こんにちは。猫です！ 誤字があったので、ご報告にあがりました！ 想定外の序盤付近、｢私達みたい｣が｢私達見たい｣になってました！ (2019年12月9日 13時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怒らないで委員会会長mAKA | 作成日時：2019年10月26日 5時
