仲間の話 ページ30
「そうだわ!!」
しばらく夢のような神聖な時間が過ぎたのち彼女は涙を引力に導かれるままにしていたのをすくい、笑顔で提案をする。
「まだ、お話はできるかしら」
「えぇ、可能よ」
私もつられて笑顔で答えると、彼女は更に嬉しそうに目を細めた。
「仲間のお話、したいの」
「仲間?あぁ、えっと確か……」
憎しみの女王に会いに行く、そう告げた朝のことを思い出す。
確かあのとき特例として魔法少女として生きてきた2人のデータをいれてくれたっけ。
名前は
絶望の騎士、そして貪欲の王。
この3人は昔王国を守った魔法を使う少女として語られていた。
「1人は星空みたいな綺麗な髪を持った騎士で、もう1人は琥珀色の髪をした子なの。
名前はとうに捨てたけど、彼女たちとの絆は切れなかったわ。
今、どこにいるのか分からないのだけが不安だけれど……」
やはりそうだ、特徴が彼女の言ったものと見事に合致する。
「それと……」
「それと?」
まだ居るというのか、聞いていないけれど……。
いや、もしかしたらここに来たことがない、もしくはアブノーマリティ認定されていない人なのかもしれない。
そんな疑問を見抜くかのように彼女は肩を揺らす。
「ふふ、仲間といっても魔女じゃないの」
「魔女じゃない……?」
そういえば彼女は自身を魔女と自称していたのを今更ながら思い出す。
「彼、彼女らは英雄だったわ!!」
「英雄?」
「悪が蔓延る世界で、必死に毎日闘っているのよ!!
みんな何かしらの超パワーを使って正義を守ってるの!!
私ったら感動しちゃって!!
私が元の王国に帰る手伝いをしてもらう代わりに私も悪を滅する手伝いをしたのよ!!
あぁ、ごめんなさい!!
その友人＿＿戦友というべきかしら?＿＿と出会ったきっかけはさっきいった異次元に飛ばしてくる奴らだったのよ!!」
「へぇ、因みにそこはなんていう世界だったの?」
「確か……ニホンって言ってたわ!!」
「!!?」
ニホン……日本!!?私のいた世界に実在する国ではないか!!
確かアニメーションの聖地で、SCP財団の支部があって、
待って、私が財団に引きこもっている間に日本ではそんなアメコミチックな超パワー大国になったんだ……?
頭が混乱してくる。
いや、もしかしたら日本は日本でもそういう世界線のニホンなのかもしれない。
私は頭を振って、興奮している彼女に話を続けるよう促した。
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怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - 紅夜赤猫さん» ひぇっ見つけていただきありがとうございます……！ご期待に添えればいいのですが……！こちらも好きです！！(！？！？) (2020年6月14日 7時) (
レス) id: a3e985f800 (このIDを非表示/違反報告)
紅夜赤猫(プロフ) - ないだろうな.......とか思いながら探してたら神を見つけました。称えます。ゆっくり読ませていただきます。好きです（？） (2020年6月13日 22時) (レス) id: 65e183dcbc (このIDを非表示/違反報告)
ねこねここねこ(プロフ) - 怒らないで委員会会長mAKAさん» いえいえ、暗い雰囲気だから好きと言うわけではないから全然大丈夫ですよ！！頑張ってください！！！(こちら返信不要です！) (2019年10月26日 11時) (レス) id: 8dfe7db7a7 (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - テンパりすぎて文章が可笑しくなってしまった……すみません (2019年10月26日 8時) (レス) id: 970d62df08 (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - ねこねここねこさん» ありがとうございます……!!恐らくヒロアカ編では明るい雰囲気にするつもりなので、もしかしたらご期待に添えないかもしれませんがこれからも頑張りますのでお願い致します (2019年10月26日 8時) (レス) id: 970d62df08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怒らないで委員会会長mAKA | 作成日時：2019年10月8日 17時
