赤い霧のセフィラに爪のセフィラ ページ12
次は誰か、とは言ったものの中層のセフィラはあと1人、ゲブラーくらいだ。
｢遅くなったな｣
｢……｣
ほら来た。
と思ったら予想外の組み合わせで来た。
｢よく来てくれたねゲブラー、ビナー｣
赤い髪に赤い瞳のゲブラーに
黒髪黒目のビナー。
どちらも美女といって遜色がない2人ではあるが、眼力がすごい。
ビナーは見た事がないので何とも言えないが、ゲブラーに関しては戦闘能力が高い、
それ故に懲戒チームに入っているのだが。
にしても、この2人は割と犬猿の仲っぽく思えたが喧嘩するほどなんとやら、という奴なのだろうか。
｢珍しい組み合わせとでも言いたげだな。
途中一緒になっただけだ他意はない｣
私の心の中の疑問を払拭するかのようなビナーの言葉に、内心なんだ、と思ったのは内緒だ。
いや、もしかしたらお見通しなのかもしれないが。
｢それにしても、お前は前の管理人とは違うと思っていたようだがとんだ過大評価だったようだな。
たった一体のアブノーマリティに発狂するとは｣
｢それ私さっき言ったわ｣
｢……話とはなんなんだ、話すならさっさとしろ
私はこんな腰抜け共と長くは居たくないんだ｣
｢それもさっき言ったわ｣
｢…………｣
ティファレトちゃん……、思ってても言っちゃダメだと思うんだ？私は。
ほらゲブラー黙っちゃったじゃん。
ちょっとビナーも心なしか気まずそうじゃん。
｢ほ、ほら！逆に考えてくださいよゲブラー！
彼女は、突如あのアブノーマリティにだけ反応したんです！何か意味があるんですよ！｣
ホドが気まずい沈黙を破りフォローに入る。
｢はっ、どうだかな。今まで虚勢を張ってたのが崩れただけじゃないのか｣
｢……それでも、虚勢を張れるだけすごいと私は思いますよ？｣
同時にマルクトも援護射撃をしてくれる。
｢職員も、自分たちの命があるのは管理人が堂々としてくれているからだ、とも言ってたしな｣
｢ホド、マルクト、ケセド……｣
少し嬉しくなって彼女らの名前を呼ぶ。
｢ホドの言う通り、私はあのボタン型のアブノーマリティにトラウマに近いものを持っていてね
今回のトラブルはそのせいなんだ｣
｢……私がお前と会ったことが無いことと何か所以があるのかもしれないな｣
｢どういうこと？ビナー｣
｢いやなんでもない。
全てはお前が話したら話すとしよう｣
｢……分かった｣
あとはホクマーだけか。
私がこの世界の住人ではないと知った時、彼らは、彼女らは一体どんな反応をするのだろう。
ある者の弟子であったセフィラ→←コーヒーを片手に持ったセフィラ
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怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - 紅夜赤猫さん» ひぇっ見つけていただきありがとうございます……！ご期待に添えればいいのですが……！こちらも好きです！！(！？！？) (2020年6月14日 7時) (
レス) id: a3e985f800 (このIDを非表示/違反報告)
紅夜赤猫(プロフ) - ないだろうな.......とか思いながら探してたら神を見つけました。称えます。ゆっくり読ませていただきます。好きです（？） (2020年6月13日 22時) (レス) id: 65e183dcbc (このIDを非表示/違反報告)
ねこねここねこ(プロフ) - 怒らないで委員会会長mAKAさん» いえいえ、暗い雰囲気だから好きと言うわけではないから全然大丈夫ですよ！！頑張ってください！！！(こちら返信不要です！) (2019年10月26日 11時) (レス) id: 8dfe7db7a7 (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - テンパりすぎて文章が可笑しくなってしまった……すみません (2019年10月26日 8時) (レス) id: 970d62df08 (このIDを非表示/違反報告)
怒らないで委員会会長mAKA(プロフ) - ねこねここねこさん» ありがとうございます……!!恐らくヒロアカ編では明るい雰囲気にするつもりなので、もしかしたらご期待に添えないかもしれませんがこれからも頑張りますのでお願い致します (2019年10月26日 8時) (レス) id: 970d62df08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怒らないで委員会会長mAKA | 作成日時：2019年10月8日 17時
