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007:邪魔される思考 ページ7

しかし、そこまで考えたところで、思考は中断せざるをえなくなった。

咲夜の体は反射的に横へと跳躍していた。

先程まで彼女がいた場所には小さいが確かにクレーターのようなものができている。

「なっ……」

少しクレーターに目をやっていたが殺気を感じすぐさま視線を少女に戻すが少女がいない。

「!?がっ……はっ」

気付いた時には唾液が宙をまい、光に反射していた。

朝の雫が目によみがえる。

遅れて腹部にドスンと衝撃が走り、慌てて地面に足を踏ん張る。

そして、彼女の体に向けられていた腕を咄嗟に捻りあげると、少女は「うっ」と一声唸り、このまま抵抗しても骨が折れるだけだと認識したのか、大人しく地面に伏せた。

地面に組伏せたまま、彼女は自分のダメージに驚いた。

(この細い少女に、ここまでの力が……。……!?)

ザリっ、ザリっと砂利を踏みしめる二人分の足音。

またしても思考を邪魔された。

008:本物の→←006:悪い予感



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作者名:怒らないで委員会会長mAKA | 作成日時:2016年7月10日 4時

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