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殺 してくれと頼んだのに自分でも気づかないうちにここからいつか出て生き延びてやるって心のどこかでは思っててそれをテヒョンにバレたのが悔しかった。
早くこんな場所から出たい。
ここに入ってからもうすでに3年は経つだろう。
外の光なんてずっと見てない。
[ 3年前 ]
私の家族は父と母と私の3人家族。
父は国を支えるレベルの政治家で権力もかなりあった。母は昔から病気がちで常に入退院を繰り返していた。家は豪邸だったし家政婦さんだっていた。
不便とか不自由だと感じることなく私はあの事件の日まで育っていった。
『お母さん…?』
最近は体調が良い方だって言っていた母が突然亡くなった。
人はこうも簡単に死ぬのかと呆然としたのを覚えている。
それから父は妻を亡くしたショックなのか、
何も考えたくないとでもいうかのように今ままで以上に仕事に力を入れていた。
同じ家に住んでいるのに父の顔を最後に見たのがいつなのかわからない状態にまだなった。
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作者名:みぬ | 作成日時:2020年6月12日 0時