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SJ〔グッモーニンAちゃん]
不思議なくらい高いテンションで朝からソクジンに起こされ、
香水臭い女にキツすぎる匂いがするお風呂に入らされ、
チカチカするほど輝くグリッターを体に塗られ、
昨日渡された布切れなのか?
それとも服なのか?
わからない衣装を着させられた。
SJ[さぁ行くよ]
ソクジンいつもより高めの声で私に言った。
3年間いたこの部屋になんにも思い出なんてないけど、ただただ辛かったな、そんな事しか考えられない。
SJ[何してるの?]
なかなか部屋から出ない私を見かねたソクジンは急かす。
『さよなら。』
シーンとする部屋に向かって言うと私は扉の向こうへと1歩進む。
ソクジンの後ろまで行き扉がしまる音が聞こえると自然に振り返った。
そこには私と私の怪我を手当するテヒョンの姿が見えた。
それから、車に乗せられて3年ぶりの外の風景を眺めていたら気づけば会場に着いたそうだ。
ただのホールみたいな所で出入口にはやけにガタイのいい警備が沢山いた。
降りろと言われて降りると出入口にいた警備がこちらに気づき裏口へと通された。
一見すればただのセレブのパーティーでも行われそうな雰囲気だった。
まさかこの場で人の売り買いをしてるなんて誰も想像しないだろう。
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作者名:みぬ | 作成日時:2020年6月12日 0時