すみません、ここどこですか【名探偵コナン】

プロローグ ページ1

「生きるってそんなにいい事なの？」
こんな言葉が口癖だった私、
まあ、色んな人に注意されて言わなくなったけど…心の中ではいつも思ってた。どうしてみんな「死にたくない、生きたい」って言うんだろ。
そんな疑問を持ち続け、今日も学校から帰る。
こんな性格だから友達と言えるのはいない。
一人の方が楽だから私としてはラッキーだけどね。
貴「今日も疲れた…」なんて独り言を言ったら
ﾋﾟﾛﾘﾝ
不意に、スマホがなった。
表示を見ると[神]
…相当自分に自信がある奴だな。
届いたメールを見てみると
[こんにちは、僕は神様の様な感じの者です。
君はあまりにも生きるということにこだわりが無いように見えるね。だから、人の死を身近に感じられる世界に送るよ]
自分に自信があるのかと思えば様な感じって…
と、言うより人の死を身近に感じられる世界にってなんだ？
メールの送り主に半ば呆れを感じながらスマホをもう一度見るとさっきまではなかったURLが、
それを私は躊躇なく開く
戸惑いはないのかって？
そんな物、私の辞書にはないね
低速のスマホに苛付きを覚えながら開くのを待つ
ようやく開いたと思えば急にスマホが暗くなる
こんな時に充電切れかよと思いながら視線を前にやると、
貴「あれ？」
いつの間にか周りが真っ暗になっていた
真っ暗と言っても手元はハッキリ見えるし意識もちゃんとある。戸惑いを覚えながらもう一度スマホを見ると
[後ろを見てご覧]
バッっと効果音がつきそうな勢いで後ろを振り返る。
そこには世間一般では顔立ちがいい方であろう男性？が居た。
？「初めましてだね、僕は神様の様な感じの者だよ。呼びずらいから神とでも呼んでよ」
神じゃないのかそうじゃないのかどっちだよ
貴「あ、はい。それで神様が私に何のご用で…？」
神「あれ？君、メール見たよね？」
いや、あれで理解できないって
貴「いや、見ましたけども。あれで普通、伝わらないですよ」
神「そう？でももう面倒だから省略して言うけど君には名探偵コナンの世界に行ってもらうね」
面倒って…この人意外と適当だな…
貴「あっ、はい。そうですか」
名探偵コナンって私あまり知らないんだよな。
そりゃ主人公が幼児化した話ってのは知ってるんだけど…名前とかあんま知らないや、知識偏ってるんだよね
神「ええ…反応が薄い…まあ、騒がれるのよりはいいけどさ…おっとそろそろ時間だ。それじゃあいってらっしゃい」
そうやって神様が言うと目の前がだんだん暗くなっていく

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