初めての ページ3
月日はあっという間に経ち、私達はもう高校生
そして当たり前のように愛媛県に来ては初めて出会った浜辺の低い堤防に2人で座って海を眺めていた
普通のカップルとは違う私達がいつもすることは同じ
ただ話すだけ
欲のある私はもう少し進展してもいいと思うけど遠距離な私達には何だかんだこういうのがお似合いなのかもしれない…
いつも葦人と話す時間はとても楽しい
今日は葦人がぎこちなくて怪しい
"大事な話がある"
電話でそう聞いた時妙に声のトーンが彼らしくなくて一瞬へんなことを考えてしまった
"そして直接言いたい"と言われて東京から急いで飛んできて今に至る
付き合い初めて1年ちょっとだけど、もしかして別れ話なんじゃないか
ここに来るまでずっとその事で頭がいっぱいだった
葦「A」
重々しく名前を呼んだ葦人の表情は何かを決意した表情だった
あぁ、嫌だよ
私はこんなに好きなのに
まだ何も言われてないのに涙がぼろぼろとこぼれた
急に泣き出した私にびっくりした葦人はオドオドしていた
葦「え"っ！？どうしたんだA！？」
『嫌だよ……やだ………』
葦「何が嫌なんだよ？俺まだ何も言っとらんよ？」
『……ずびっ…別れたくないいぃ』
葦「へ？」
"なんの事だ"
そう言いたそうな顔をしていた
数秒して理解した葦人は慌てて私の涙を拭ったあと抱きしめた
初めてのハグに喜んでいる暇はなかった
それは葦人から落とされた爆弾発言による
葦「俺、東京シティ・エスペリオンFCのセレクション受けに行くんだ！」
『……え』
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いちごだいふく(プロフ) - Tito77さん» そう言って頂けるだけでめちゃくちゃ嬉しいです！更新遅いの気にしてたので…ありがとうございます！頑張ります！ (2022年12月8日 6時) (
レス) id: 317a37bf32 (このIDを非表示/違反報告)
Tito77(プロフ) - コメント失礼します！ずっとalasの小説探してて、初めて出会ったのがこの作品でした！いちごだいふくさんのペースでゆっくりまったりでもいいので更新待ってます！素敵な作品ありがとうございます🫶 (2022年12月8日 6時) (レス) @page3 id: 0a77fdf8fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごだいふく | 作成日時：2022年9月7日 0時
