ひと恋

ユーキside ページ11

「Aいるー？」






そう呼ぶと
『あ！ユーキくん！おはよ！』




新学期早々俺の名前を呼んでもらえて
にやけがとまらない。






そして、そういいながら何かを思い出したような顔をして、慌てるA


『あーーーーー！ごめんっ！！！クラス委員のやつだよね！？ごめんっ！！！』





そういって、急いで駆け寄ってくる。
ほんとに、見ていてあきない。
行動がほんとにかわいい。





「やっぱ忘れてたか(笑)よかった、迎えに来て(笑)」






そして、Aは三宅に一言いってから、
また戻ってきて


『ユーキくん！お待たせしました………ほんと今年も早々ごめんなさい。』



とすごく申し訳そうに、たまに上目遣いでこっちをみてくる。

(あ、やばい、めっちゃかわいい…………)
そう、心の中でにやけながら






「全然気にしないでいいのにー！俺が勝手に迎え来ただけだし！」

と伝える。






ほんとに俺が勝手に迎えに来ただけだしね(笑)



どうしても１秒でも早く好きな君に、Aに会いたくて。






他愛のない話をしながら職員室に向かう

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