裏日常

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「どうなるんですか」


「えぇー、まぁお二人が付き合ってることをバラして、センラさんの個人情報を公開して...あと、志 麻さんの個人情報も公開しようかな。過去の女の事とか...まあ全部センラさんが別れてくれたらし なくて済むんですけどね？」


「なんで、そこまでするんですか」

「っ、何でって、...憎いからにきまってるじゃない」

「え？」

「志麻は貴方と付き合う前は私と付き合ってて結婚の話まででてた。だけど！！っ、貴方が現れてか ら、志麻は...私を見てくれなくなって、貴方が志麻に告白したとき、私に別れを告げてきたの」


志麻くんと結婚？

そんな約束してたのになんでセンラなんかと？


約束された未来を捨ててまでセンラのこと、選んでくれはったん？



「なんで私を捨てて男なんかと、ってずっと考えてきて、私が働いていたときLIVEがあってそこで志 麻のこと見つけて、話しに行こうとしたら、貴方がデートの話してたの」


偶々、やったんか

悪いこと、してしもたなぁ


そんなん、センラに言ってくれへんかったやんか


教えてくれたらもっと違う結末あったはずやのに

志麻くんから手を引こう


諦めよう

志麻くんは女の子と幸せになるべき



「っ、.すみませんでした。謝っても謝りきれないくらい、きちんと志麻くんと別れさせていただきますね。
　志麻くんと幸せになれますよ。貴女は」

「志麻の大切な未来を優先してくれてありがとう。志麻は幸せになるべきだよね。」


それだけ言って女は通話を切った


なんでもっと早く、センラが告白したときに言ってくれへんかったん

俺には結婚相手がおるんやって言ってくれれば、諦めがついたのに


そんなこと隠して、幸せになる未来を捨ててまでセンラのこと、選んだんよ


今更、きれいさっぱり別れて、忘れられるはずないやんかっ



「ぅ...ぁ、しまく...っ、ごめっ、ﾋｯｸ、ぁ」



そのままセンラは会社を休んで泣き続けた






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