裏日常

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コンコン

センラが病室の扉をノックする


もちろん会いにいく人は坂田

俺は、拒絶されたから最初にいくのは少し怖かった

それをわかってくれた2人は快く承諾してくれた



しませんの２人が入っていって少ししたあと坂田の俺は聞けなかった明るい声が聞こえた


「まーしぃ、センラ！来てくれたん！」


俺への坂田の反応はやっぱり夢だったのか？

俺の不安からでてきた幻覚？幻聴？


俺が扉を開けた

そしたら坂田の目つきが変わった



「坂田、おは「何しに来たんですか？」....ぇ、」


「まーしぃ、センラ、知り合い？」


「「は？」」


二人ともぽかーんとしてる。当たり前か

だって二人のこと覚えてたのに俺だけ覚えてないんだもの


なんとなくそんな気はしてたよ

もしかしたら、忘愛症候群なんじゃないかって


疑問が確信に変わったよ


坂田、もう二度と元の関係に戻れないよ

あの頃の俺に見せてた笑顔はもう見れないの


所詮男同士だったんだよ

脆かった、すぐに切れてしまう薄い糸のような関係



わかってたんだよ、わかってたのに、わかってる筈なのに


なぜが涙が止まらないんだ


「っ、！？うらたさん！？」


「うらたん、一回外出ましょか。志麻くんは坂田の隣におったって」



バカ、坂田のバカ、でも、わかってて覚悟ができてなかった俺はもっとバカ


浦島坂田船はもう沈むの

荒波にのまれて沈むの


何万人ものcrewを乗せて沈んでっちゃうの


「せんっ、らぁ、..おれっ、もう..むり、っみたい」

　
「なに言うてはるんですか、まだ、病名も聞いてないやんか」


「ぅあ、さかっ、た..ごめん、もう、にど、っと」






______



△ 志麻


「坂田」


「ん？どうしたん？」


「ほんまにさっきの人覚えてないん？」


「はぁ？まーしぃまでどうしたん、知らんって、あんな男」



なんでなん、先週までうらさん、うらさんって嫌ってほど慕ってたのに

なんで急にあんな目で、うらたさんのこと....



「なぁ坂田、浦島坂田船って、何人？」


「はぁ？今更なに言うてんねん、三人に決まっとるやろ」


「は....」


嘘やろ、うらたさんの存在ごと記憶から消えてる、？

浦島坂田船は四人やって言うたやん


「坂田、スマホ手元にある？」


「あるけど、さっき返ってきたばっかやからまだ、開いてないで」


「開いてみい」

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