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いよいよ卒業式前日。
我らが軽音部は『志麻先輩、浦田先輩今までありがとうの会』を開くことにした。
今更ネーミングセンスを問うでない。
「志麻先輩！浦田先輩！」
「「「ご卒業、おめでとうございます！」」」
「うわー、三人ともありがとうな。」
「いやー、卒業かぁ、実感ないな。」
「一年間はやかったですねぇ。」
「うらさんは卒業してからも学校来てそうw」
「うるっせ！」
「志麻先輩、ご卒業おめでとうございます。この部活をここまで続けられたのも、志麻先輩のおかげです。」
「そんなことないよー。俺も楽しかったし、うらたさんもいろいろ引っ張ってくれとったしな。」
「そうですね。この五人だからできたんですかね。」
「そうかもな。」
すると、Aは深呼吸して、とうとう覚悟を決めたように、一言。
「志麻先輩。帰り、少しだけ待っていてくれませんか？」
「おう、いいけど、なんかあったん？」
「少し、お話が。」
その後も、わいわいと過ごし、そして最後、後輩から先輩へ感謝の気持ちを伝えるときだ。
もう既に、坂田とセンラが終わっており、うらたはボロボロに泣いている。
そして、最後、Aの番だ。
「では、浦田先輩、志麻先輩。ご卒業おめでとうございます。
このはちゃめちゃ軽音部がここまでやってこれたのも先輩達が私達を引っ張ってくれたおかげだと 思います。」
....
「これからも、沢山のことがあると思います。ですが、私達のことをこの三年間を忘れないでください。」
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