S-7:臣SIDE ページ7
明日は久々のLIVE。
今日の仕事も早く終わる予定。
適度の緊張感が
テンションも適度にあげてくれる。
本来ならルンルン全開な、このシチュエーション。
いや、ルンルンなんだよ。
久々に英気を養いに、瑠美ちゃんにも会うし。
めくるめく楽しい夜を過ごせるじゃん!
なのに、この気の重さ。
なぜ!なぜだ!!!
原因は分かってる。
デビュー当時からお世話になっている
レコード会社の広報の女性。
とーっても綺麗なお姉様。
イッちゃおうかな?とも
思った時期もあったんだけど
うちのメンバーのアノ人と…な雰囲気。
さすがに兄弟になる訳にもいかず
お仕事の関係を貫いております。
と、まあそのお姉様からのお誘い。
“昔からの友人が大阪からコッチに遊びに来るの。登坂と山下、よろしく”
何をよろしくすればいいのか
分からなかったけど、よくよく聞けば
一緒に飯に行こうと言うことだったようだ。
なぜ俺と健二郎くん?とも思ったけど
飯はどうせ食わないと行けないし
ま、いっか ♪ とオッケーを出した。
“勝手に返事しやがって!臣ちゃんめ!!”と
健二郎くんはプリプリしていたけど
どうせ暇だろ?と思い無視することにした。
面倒くせぇ。
涼子さんはともかく
その友人という知らない人と
飯を食うという行為が、とても面倒くさい。
失敗したなー。
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作者名:KBZ | 作成日時:2015年10月4日 19時