S-31 ページ33
しゃーいんでぃわー
しゃーいんまわー
しゃーいんざわーあーあー
そーぶらいっ!!!!
『あぁぁああああ!眉毛が!!!!!』
※ 眉毛処理の最中に
LIVEのシミュレーションはやめましょう
宿泊先のホテルの部屋で
剃りすぎた眉毛に苦戦しながら
思い返すは昨日の出来事。
昨日といっても
ほぼ何時間か前の話なのだけども。
『ほんま…どんだけー(笑)』
夢のような時間だった。
その一言に尽きる。
それと同時に心配になること。
涼ちゃん。
昨日のことで
涼ちゃんの立場が悪くなる…
なんてことは、ないか(笑)
なんたって涼ちゃんは
スーパーウーマンだから。
立場が悪くなることは、無いにせよ…
『親しい友だちに、ファンがいたっていうのはなぁ…』
涼ちゃんにとって
マイナスにならなければいいけど…
情けない眉毛をした
まん丸平和な顔をした自分が鏡に映る。
『そんな友だちが、よりによって私やし(笑)』
こんな愚痴も家に居ると
彼女の“ブー”という声が聞こえてきて
和ませてくれるのに。
ペットホテルに預けている
パゴミちゃんに会いたくなった。
ポコッ
{改めて、誕生日おめでとう}
{あんたの事やから、無い頭抱えて色々考えてるんやろうけど}
{私はあんたみたいな友だちがいる事を誇りに思います}
{この一年も変わらないひめでいて下さい}
{涼子より}
1131人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:KBZ | 作成日時:2015年10月4日 19時