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S-4 ページ4

涼『さ、行きましょう。もちろんお腹減ってるわよね?』


『涼ちゃん、ひど〜い!もちろんって何よぉ〜!』



涼ちゃんのお気に入りの丸顔を
最大限に利用して可愛こぶってみる。



涼『そのキモい喋り方続けるんやったら、このまま品川戻って新大阪連れ戻したろか…?』



『涼ちゃん!私めっちゃお腹減ってる!もちのろんの腹減りやで!!!!!!』





涼『よし。ついてこい』





怖かった…

粗相をしてしまうかと思うくらい
久々の涼ちゃんのマジギレは怖かった。

よかった!
中目黒でお粗相をしてしまわなくて!(泣)






『涼ちゃん、明日のLIVEやっぱり一緒に観られへんよな?』


涼『そうねぇ。けどナントカちゃんと行くんでしょ?』


『あゆちゃんね。ほんま涼ちゃん人の名前覚えへんよな。仕事柄あかんのちゃうの?(笑)』


涼『仕事となったら覚えるわよ。あ、でも明日は私も会場にいるわよ。一緒には観れないし会えるかも分からないけど』


『そっかー。ざんねーん。忙しいよな、ほんま』





涼『ひめ。アンタ本当にいい子よね』


『え?な、なに?急に。品川連れて行かれんの!?』


涼『違うわよ(笑) アンタ絶対にお願いごとしてこないでしょ。私の仕事知って…『涼ちゃん』』



『私、涼ちゃんがこの仕事してるから友達になったんじゃないやんな?それより前から友達なんじゃないの?ソレはソレ、コレはコレやろ?それに…』



立ち止まって
涼ちゃんの綺麗な顔をジッと見つめる。



『東京と大阪って離れても、私と友達でいてくれてること感謝してるねんで。ずっと変わらず仲良くしてくれてること。こうやって並んでても、すんごいアンバランスな組み合わせやのに(笑)』


涼『ひめ…』



思いつめたような、涼ちゃんの表情。
街灯に照らされて凄く綺麗。





涼『時間がないわ。歩きすぎてしんどいかもしれないけど、とりあえず歩きなさい』

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作者名:KBZ | 作成日時:2015年10月4日 19時

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