これからこの子と【問答王】

・ ページ13

fkrサイド

am6:20

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

福｢あのね、拓司。朝早くに起こしたとか、泣いてうるさいとか全然迷惑なんかじゃないんだよ。もっと甘えていいんだよ。というか甘えなさい。ここにいる人は全員、ぜっったい拓司に甘えられるの待ってるから｣

そう言うと拓司は再び驚いたような顔で固まってしまった。そして言ったことを自分の中で咀嚼し終えたようで少し恥ずかしそうに、でも確かに甘えるような目でこちらを見上げてきた

伊｢えっと、、わかった｣

うん。了解の返事も聞けたし、この後のことを考えよう。
夢の内容は拓司に聞いたりしない。前に1度同じようなことがあって夢の内容を聞こうとしたら嫌な記憶が蘇ったようで、過呼吸にまでなったことがある。この事から拓司に無理に聞いたりせず落ち着いた拓司がたまに自分から話してくれるからそれを待つことにしたのだ

伊｢あの、、拳くん｣

福｢どうした？｣

伊｢今日は…ずっと拳くんたちといっしょがいい｣

！！！！なんと！！！甘えてくれた！！

福｢もちろんだよ！幼稚園には連絡しとくね｣

それを聞くと心の底から嬉しそうに綺麗に笑った。そんな拓司をさらにぎゅっと抱きしめ、頭を撫で、柔らかいほっぺをぷにぷにする

伊｢んふふ笑拳くんこしょばいよ。でも……ありがとう。今ね、僕、すっごいしあわせ？なんだとおもう｣

あぁなんて可愛んだろう。この笑顔一生忘れられない。

ｰｰｰｰｰ

今朝のことはシェアハウスメンバーに伝えておいた。今日は全員オフィス勤務だったのでオフィスで交代で遊んでいくことに
大泣きしたせいでまだ目は少し赤いけど元気にこうちゃん&山本とご飯を食べてる。うん、食欲もあるようだし今のところは大丈夫そう。といっても油断は禁物。まだまだ傷は癒えてないし、自己肯定力が低いとこがあるけどこうして甘えてくれて本当に嬉しい。
この気持ちが伝わるように抱きしめると、一瞬ポカンとしたようだが嬉しそうに本日二度目の最高の笑顔で抱き返してくれた





ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
作者です

ここまでお読みいただきありがとうございます。こんな感じで少しづつ過去に関係することを書いていきたいと思います。

次回は元気な拓司くんを書きたいと思います

次の更新は土曜か月曜に！(日曜は一日WiFiのないところに行きますので更新は恐らく出来ないと思います)

お客さんがきた！→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す