#92 your side ページ13
涙目になりそうになっていると、たしぎさんがじぃっと私の剣を見つめていることに気づく。
慌てて目元を拭って、たしぎさんに剣を渡す。
た「え……！！」
『気になるんでしょ、ハバキリさんが』
た「いいんですか……！？」
『あなたなら丁寧に扱ってくれそうだし』
ありがとうございます！と上半身ちぎれるんじゃないかというくらいの勢いでお辞儀をすると、すごく丁重な手つきでハバキリさんを鞘から抜いた。
た「ふぁああ……綺麗……やっぱり本物………」
すごくうっとりと剣を見つめるたしぎさんがちょっと面白くて、思わず笑ってしまった。
た「何が面白いんですか！？」
『ごめんなさい、そんなに気に入って下さると思わなくて……ふふっ』
た「気に入るも何も！！これはワノ国の伝説の聖剣！！存在すら疑われていましたが私は信じてたんです！！」
『そ、そうなんですか……』
知らなかったんですか！？と、鼻先まで詰め寄られる。近い近い。
『いや、知ってましたけど……。彼がどんな剣だろうと、私は愛情もって接してあげるだけかなって……』
た「Aさん………剣士の鏡………！！」
何故かたしぎさんがうるうるしてる。
たしぎさんが、優しい目でハバキリさんを見つめる。
た「この剣に触れるとね、分かるんです。
あなたにすっごい愛されてるなぁって！」
自分のことのように嬉しそうな笑顔を見せてくれる。
_____剣の勝ち負けは、殺しが全てじゃないの。
_____Aにも、大切なものを守れる強さを手に入れてほしいな。
私はあの日のこと____故郷のことを思い出していた。
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よる - ワンピースなんも知らない初心者なんですけどゾロが好きすぎてこの小説を読みました！めちゃくちゃ面白かったです！文章の流れや設定が好みすぎてありがとうございます！ (2022年10月6日 3時) (
レス) @page26 id: 810f550f67 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - はじめまして！コメント失礼致します！昨日この作品見つけて一気に読んじゃうくらい素敵な作品でびっくりです！！すぐにまた読み返したくなるほど大好きでファンになっちゃいました^^*これからも楽しみにしています！(*^^*) (2020年8月30日 11時) (レス) id: 0b7d173a35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：烏龍茶 | 作成日時：2019年9月14日 23時
