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「そっか、それは嬉しいな」
角名くんはそう言って侑に勝った、とピースした後じゃあクラス戻るね、と言って1組に戻っていった。
「お前俺のこと言えんくらいあほちゃう？」
「だって、！」
「だってちゃうやろ、まーたしょうもない嘘つきよって。」
侑の正論にグサグサと心を刺される。
「角名くんにバレる訳にいかないじゃん、、」
一方的な片想い。バレたところで振られるだけなのはわかってる。
「まず仲良くならないと。」
悟られたくないけど、好きな人にはやっぱり近付きたい。
うじうじしてた3ヶ月分ちょっとだけ積極的に頑張ろうと、心に決めて自分の席へと戻った。
家に帰って、ご飯を食べながら(人2)に今日の出来事と仲良くなれるように頑張ると決意を話すと、(人2)は楽しそうに「そっか、だからか」と呟く。
「ん？どうゆう意味？」
「角名がさ、大分前に聞いてきたんだよね。(人1)さんって宮城に好きな人いる？って」
その言葉に、ゴホッとむせた。
「え、なんて言ったの、？」
「最初は急に何だ〜？って思ったけど、西谷くんのこと思い出して上手いリベロの子で憧れって言ってる子は宮城にいるって言ったけど、、もしかして何かまずかった？」
「いや、全然大丈夫！」
なんだ、、じゃあずっと嘘ってバレてたんだ、。
「角名に言ったんだ？西谷くんのこと」
「あ、うん。ちょっとだけ変な言い方しちゃったけどね。」
「A、西谷くんのレシーブ好きだよねぇ。」
「うん、私の師匠だから西谷くんは。」
「スランプだ〜って言ってた時にアップされてた試合の動画みてたらそれに出てたんだっけ。」
「そう！！現代の文化に感謝した」
私の言葉になんだそれ、と笑いながらも(人2)は「でも意外だよね」と言う
「何が〜？」
「Aが角名みたいなタイプ好きになるの。」
「そう？」
「うん。Aなら角名みたいに人気ある人好きになっても私じゃ無理だからとか言うかと思って。」
そう言われた(人2)の言葉に、確かに前まではそうだったかも。とこぼす
実際、今でもそれは思う時がある。
それでも、
「人気でも、誰かに捕られたくないって思う程好きなんだ？」
「うん。すき。」
(人2)に素直に返すも、すぐに顔が熱くなるのを感じる。
「頑張れ、私応援してるよ。Aがそんなに好きだって言ってるの久しぶりに見たもん。上手くいって欲しい。」
「ありがとう、！頑張る！」
いつも支えになってくれる(人2)の大切さに改めて気付いた。
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かなちょす(プロフ) - すすさん» コメントありがとうございます！書きたいところだけ書いてしまってるので本当に急展開で申し訳ないです(^^;)文才、、私も欲しいくらいですがお褒めの言葉ありがとうございます！ (2021年1月4日 14時) (
レス) id: 19fa65fe85 (このIDを非表示/違反報告)
すす - 展開が急なのに変な感じがしないのは、かなちょすさんに素晴らしい文才があるからなのですねぇ。、、、わけてください (2021年1月3日 18時) (レス) id: 34647cc332 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなちょす | 作成日時：2021年1月2日 0時
