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練習試合を観に、体育館上のギャラリーに行くと女の子がたくさんいた。
なんでこんなに、と思ったけどどうやら隣のコートでは男バレが練習しているようでああ、と納得した。
あつむやらおさむやら書いたうちわを持ってきゃっきゃしている女子と離れたところに座り(人2)の試合を観る。
(人2)は中3までずっと一緒のチームでバレーをしてた私の元相棒であり、大好きな自慢の友達。
私はリベロで(人2)はセッター。
セッターとアタッカーが相棒って言うのが一般的かも知れないけど、私達はお互いに相棒だって言える程通じ合っていた。
私があげたボールは絶対(人2)が繋いでくれる。
私はそんなに上手い方では無かったけれど、(人2)って言う最強のセッターがいてくれたから毎日楽しくバレーが出来てたと思う。
私はバレーから身を引いたけど、こうやって(人2)のプレーを観れるのがほんとに嬉しかった。
試合が終わって、ギャラリーに(人2)が上がってきた。
「お疲れ様〜！」
「A！ありがと！相手の何か気付いた？」
「ん〜、(人2)も気付いてたかもしれないけどあのチーム全体的に前の守備弱い気がする。あとレシーバーに早出のクセがあってライン際スカスカだわ、、」
「前弱いのは何となく気付いてたけど、ライン際全然気付いてなかったわ。さすがの分析たすかる〜！」
「上から観てるからね〜、やってるよりはそりゃ見やすいよ！笑」
「Aはプレーしてても相手コートちゃんとみえてたじゃん！いっつも穴見つけるの早かった笑」
「私ブロックカバーしかしないから攻撃のときみんなよりは余裕もってたからだって笑」
なんて(人2)と試合について話してるとつい夢中になっていてこの話を誰かに聞かれていたのに気付かなかった。
次の日いつも通り教室に入ると、私の席の前に侑がいて「おはようさん」と声をかけられた。
「え、なに？おはよう、、」
「昨日練習試合見に来とったやろ」
なんの前触れもなく急に尋ねられ、なんで知ってんだと思いつつも「うん、行った」と返す。
(あ、あれかな侑邪魔されるの嫌いって聞いたしもしかして怒られるかな)
(でも私なんも邪魔することしてないし、みてたの女バレだし、、、いや、怖いしとりあえず謝っとくか)
「あの、ごめ「選抜」
「え？」
「地区選抜選ばれとったんやろ？」
侑から言われた言葉に戸惑う。
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かなちょす(プロフ) - すすさん» コメントありがとうございます！書きたいところだけ書いてしまってるので本当に急展開で申し訳ないです(^^;)文才、、私も欲しいくらいですがお褒めの言葉ありがとうございます！ (2021年1月4日 14時) (
レス) id: 19fa65fe85 (このIDを非表示/違反報告)
すす - 展開が急なのに変な感じがしないのは、かなちょすさんに素晴らしい文才があるからなのですねぇ。、、、わけてください (2021年1月3日 18時) (レス) id: 34647cc332 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなちょす | 作成日時：2021年1月2日 0時
