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《全然、気にしなくていいのに笑》

《こっちこそありがと》

ぽんぽんと送られてくるメッセージ

(角名くんめっちゃ打つの早いな)

元々打つのが早い方じゃないし、好きな人相手で返信するのがいつにも増して遅くなる私

でも少しでも多く話したくて一生懸命返してると

《もしかして今暇?》

って言われた

《うん、暇かな笑笑》

《(人2)は?》

《お風呂!!》

今何してるとかそういう話を角名くんとできるの、やばいなと画面を眺めていたら

上に表示された通知と震え出したケータイ。

すなの2文字を確認して緊張しながらも画面に触れた。

「もしもし、」

「もしもし、ごめんね急に。大丈夫だった?」

「全然!何もしてないし大丈夫!」

機械を通していても耳元で聞こえる角名くんの声にドキドキが収まらない。

「もしかして暇って言ったからかけてくれたの??」

「それもあるけど、何となくAと通話したいなって思ったから」

「っ、なんそれ〜!!笑」

あぶない

勘違いしそうになる、、

「角名くんは何してたの?」

「ご飯食べてた」

面倒だったから適当に鍋作ったんだけど1人で鍋ちょっと寂しかったわ、と笑いながら話す角名くん

「でも自炊してんのすごいじゃん!今度みんな誘って鍋パでもする?笑」

みんな誘ってなんて半分保険をかけながら誘ってみれば

「いいね、楽しそう。」

いつにするー、と乗ってくれてつい顔がゆるむ。

部活で忙しいだろうしいつがいいのかなと悩んでいたらお風呂場のドアが開いた

「上がったからAいいよ〜!」

「わかった!ありがと!」

会話を聞いてた角名くんが「あ、お風呂?」って言ったのを(人2)はしっかり聞いてて

「通話?珍しいね〜もしかして角名?」と茶化したように言ってきた

聞こえてたらやばいと思ってわたわたする私の様子を見て(人2)は私の隣に座った。

「え?まじ?まじで角名?」

「そうだけど笑」

私が頷くより先に画面から声が返ってくる。

「え〜!意外!角名通話とかするんだ」

「別にしたっていいだろ笑」

(人2)は肘で私を小突きながら「2人で何話してたの〜!」と言う。

「あのね、皆で鍋パしたいねって話してて。いつがいいかなって」

「いいね!!しよ!!」

「ん〜、あ!じゃあさ」

「25にしようよ!」

男バレもその日午前まででしょ〜?と角名くんに言う(人2)の隣で私は混乱していた

25日って、、、クリスマスですけど!?!?

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かなちょす(プロフ) - すすさん» コメントありがとうございます!書きたいところだけ書いてしまってるので本当に急展開で申し訳ないです(^^;)文才、、私も欲しいくらいですがお褒めの言葉ありがとうございます! (2021年1月4日 14時) (レス) id: 19fa65fe85 (このIDを非表示/違反報告)
すす - 展開が急なのに変な感じがしないのは、かなちょすさんに素晴らしい文才があるからなのですねぇ。、、、わけてください (2021年1月3日 18時) (レス) id: 34647cc332 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かなちょす | 作成日時:2021年1月2日 0時

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