十六話 ページ17
「A？ちょっといい？」
『なにー？』
今ゲームで忙しいのに…。
最近とあるゲームにハマりまして、
夜通しやってます。
「お使い行ってきてくれる？」
『んー』
「最近行ってないようだけど
あのお肉屋さん分かるわよね？」
『んー』
「そう。ならお願い。お肉はいつものって
言えば渡してくれる筈だから」
『んー』
やったー！クリアだー！
何か頼まれた気がしたんだけど
なんだっけ？
あ…やらかした……＼(＾p＾)／ｵﾜﾀｰ
はあ〜…。久しぶりですよここ。
避けに避けてたからな。
……何か昔来た時より酷くなってる？
こんなに悪い気配漂ってなかった筈…。
ピキっ…
鈴にはいっていた小さなヒビがひろがる。
危ないと、はやく離れなければ…
そう思った。
でも……。
お兄ちゃんがいた。
あのお兄ちゃん。大好きなお兄ちゃん。
お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん…
ついさっきまで離れようと思っていたのに
お兄ちゃんをみた瞬間弾かれるように私は
お兄ちゃんを追いかけた。
お兄ちゃんはとある路地のなかへ…。
ピキピキと鈴のヒビがひろがる。
これ以上は駄目だと言うように、
ピキピキという音が大きく聞こえる。
それしか聞こえない。
『……っお兄ちゃん！っあ…』
鈴が粉々に砕け散った。
無残に、儚く。まるで命のようだ。
ウソだ…ウソだ…。
お兄ちゃん…？お母さん…？おばあちゃん…？
どうして…皆血塗れなの？
ねえ…。
「後ろだぜ？」
誰かの手が私の目を塞ぐ。
汚いものはみなくていい、
綺麗なものだけみればいいとでもいうように。
「君は俺だけみてればいい。そうだろ？」
『どうして…』
「キミが悪いんだ。
大人しく綺麗なとこだけみていれば…。
そうすればこんな汚いものを見ずに済んだ」
ただの肉の塊になった、
愛おしい人達を焼き付けさせるように…
鶴は私に死体を見つめさせた。
汚い。とでもいうのか。
鶴が無理やり私を振り向かせる。
「鶴らしくて綺麗だろう？」
返り血だからけで、普通なら綺麗なんて
とても言えない。思えない。
でも私は…
真っ赤と赤黒いが斑点模様を描き、
鉄臭い臭いが鼻を刺激し、
愛おしそうに微笑む彼を、
美しいと思った。
特に返り血がいい。
断然こっちのほうが好きだ。
「なあ覚えてるか？
いつか結婚しようという約束。
神様との約束は絶対だ」
嗚呼もう何か…愛してくれるのなら、
大事にしてくれるなら何でもいいや。
どうでもいい。
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桜(プロフ) - どっちも大好きだけど、どちらか選べと言われたらタ○ミ選びます。レ○ンも大好きです (2019年1月30日 19時) (
レス) id: f7e378869c (このIDを非表示/違反報告)
とろろ昆布(プロフ) - 小説には、関係ないですがツンデレの弟とはレ○ンさんですか！？タ○ミさんですか！？まぁ、どっちも好きだからどっちでもいいですが！私もFE大好きです！！ (2019年1月27日 10時) (レス) id: fb7bd13adb (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ありがとうございます！ここからどんどんヤンデレ加速させたいと思ってます！ (2018年12月29日 0時) (レス) id: f7e378869c (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 鶴さんのヤンデレぇ……最高です！ (2018年12月29日 0時) (レス) id: 58777ef85e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇なようで暇じゃないやつ | 作成日時：2018年12月20日 22時
