何かが可笑しい【刀剣乱舞】 (ページ10)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:38,819 hit

十話(追加) ページ10

「お茶頂戴」
『人様の家で何を宣ってんだ』
「じゃあコーラ」
『メガ進化どころか交換レベル…』

今ちょっと友達が私の家に来てる。
まあ友達とはいえお客様だ。
お茶ぐらいだしてやろう。

『お茶お茶』
「丁度いいところに。これお茶持っていきな」
『ナイスありがとうママン！
……ママン何故コップが三つ？』

お兄ちゃん用か？
いやお兄ちゃん今出掛けてるし。

「え？アンタとアンタの友達二人に」
『二人じゃないよ？』
「え？」
『残念ながら一人だよ？残念ながら！』
「え、何かごめん。あれ可笑しいなあ。
確かにアンタらが入ってきたとき、
三人分の気配がしたんだけどねえ」
『何人分の気配とか分かるんだ…』

私の母親昔アサシンとか武闘家とかだった説。
確かにこの人そういうところ
結構鋭い人だけど。

『その気配ってさ。どんな感じだった？』
「えっと……――――――」

……深く考えないようにしよう。

『どうぞ粗茶ですが』
「会社？……何で三人分？」
『知らん何かママが三人分の気配感じたって』
「あんたの母さんやべえ」

もうほんと不気味。

「さあゲームしよう！
コントローラーここだよね？」
『うん』

キューブなコントローラーって
めっちゃ震えるよね。西○カナかな。

『ねえ何でコントローラー三つ？』
「え？だって…。
あ、ほんとだ何で三つだしたんだろ？」
『ママンといい君といい悪い冗談やめとくれ』
「冗談じゃないんだけど…。
何か最近余裕ないね？」
『最近一生分の恐怖味わってるからね』
「ふーん…。困ったら相談してね？」
『……うん』

良い友達もったわ(確信)
例えるならセリヌンティウス並。

……。

―――「えっと……
やけに不安そうだけどフワフワしてるアンタ
静かな感じのアンタの友達
あと…最近よく感じるようになった
こう…人じゃない感じ？のやつ。
アンタ何かやらかしたの？」―――

うちの母親ほんと鋭くない？
薄々分かってはいるんだ。
でも向き合う気は無い。
主人公じゃないんだから。
……こうなったら…！

『( ´◎｀)ｽｰ……goooooooo！
列光電光ビカッと閃光列光電光ウェーオ！』
「！？何どうした？」
『よっしゃ噛まずに詰まらずに言えたぞお！』
「……おめでとう！(諦め)」

どうでもいい、まあいっか極めたるわ！
どこまでも能天気が私の取り柄じゃ！
え？短所でもあるだろって？
無理やり長所にするんだよ！

『よっしゃやるぞおおぉぉ！』
「おーー！！」