何かが可笑しい【刀剣乱舞】 (ページ9)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:38,817 hit

九話(追加) ページ9

最近変なことが起きすぎている…
なので私は…

『ねえねえ心の友よ』
「どうしたんだいたけしくん？」
『トイレ着いてきて』
「夜中一人で行けない三歳児か」

『ねえねえお兄えもん』
「どうしたんだいAくん」
『夜通し人狩りしようぜ！』
「おいバカやめろ」

なるべく一人にならないようにしている。
流石にどうでもいいとかまあいっかとか
言ってられない。

正直読んでる人のなかには
こいつ能天気すぎてイラつくって思ってる方も
いるかと思います。今回ばかりは言いません。
言わないからな！絶対言わないからな！
フリじゃないからな！

今日も友達と帰ります。

『帰ろうぜ心の友よ』
「残念私は今日部活だ」
『(((;°▽°))ｴ､ｴ､ﾅﾝﾃ??』
「私部活、貴方帰宅部。オケ？」
『アーハン？ワタシニホンゴワカリマセン』
「……じゃそういうことで！」
『うわぁーん！
お前なんか心の友じゃないからな！』
「ごめんて」

友達部活だった。
待てばいいじゃんって思うでしょ？
無理なんだよ。
友達運動部だから終わるの遅いんだよ。
だから先生に追い出されちゃうんだよね。

しょうがないから
人通りが多いところを通って帰ります。

『人いないから迂回…』

『人いないから迂回…』

『人いないから迂回…』

いや私普段人いないところ通りすぎでしょ！
いつまでたっても帰れんわ！
てか今まで不審者に会わなかったの奇跡だな！
例えるなら過去最高120位とか
ランキング一位なったぐらいだよ！
今日800超えてて吃驚したわ！
ありがとうございます！！

『はあ暗くなるまでに帰りたい…
でも一人は怖いから嫌だ…』

つい座り込む。
周りの人の視線が痛い。
こういうとき誰も声掛けないんだから
日本って薄情者の集まりだ…！

「よっ」
『はっ！心の友！』
「心の友じゃないって言ってなかったっけ？」
『前言撤回はやく帰ろう』
「うん」

ふと気になって友達の影をみた。
違う。今目の前にいるのは友達だ。
なのに影は友達の姿じゃない。
逃げ出したいけどやめた。
気付かなかったことにしよう。
私は何もみてない。知らない。

…………大丈夫。明日になれば忘れる筈。
影の形が加州とそっくりなんて。

――翌日――

「おはよう」
『おはよう！』

これぞ
実家のような安心感

昨日部活がはやく
終わったかは聞かないことにした。

「あ、そういえば昨日一人で帰ったよね
大丈夫だった？あそこ人少ないし」
『あ、うん大丈夫だったよ』

言わないでほしかった。