・ ページ6
・
『俺は君に、、、一目惚れしたようです。』
「……は？」
間抜けな俺の声が外に放たれた。
そりゃあそうだろう。
少しだけ気になったとはいえ
初対面、初めての会話
男のことを俺は何も知らない。
それなのに一目惚れされた。
初めての経験で頭が回らない。
『あ、ごめんなさい気にしないで下さい。』
いやいや無理だろ。
「いやいや、気にしないとか無理なんだけど」
『あ、ですよね、ごめんなさい、その、』
俺の言葉に慌てる男。
「…で、なんで一目惚れ？しかも初対面の俺に？」
『ほんとごめんなさい、俺もよく分からなくて…、』
「惚れるのはあんたの勝手だけど、なんで俺？」
『分かりません、でも、その、ドキドキ…というか、その、』
見るからにオドオドした男の姿を見て思わず
「フッ、ハハッ、、！」
耐えられなくて思わず笑ってしまう。
『あ、？え、えぇ、可笑しい、です、よね、』
「うん。だいぶね。ﾌﾌｯ」
『あっ、』
男が何かを思い出したように手元の袋の中身を見る
『…あー、最悪だ、』
小さく呟くからなんだと思って
「どうしたの」
『暑すぎてアイス買ったんです、でもこの通り。』
苦笑いしながら見せてきた手元の袋の中身には
水気を失ったクリームのアイス、
絶対溶けているだろう氷のアイス。
「あらま、笑」
『最悪だ、俺の500円…、』
だなんてあまりにしょんぼりするから
「俺の家くる？アイスならあるし」
『あぇ？』
間抜けな声が聞こえて、可笑しくてまた微笑む。
『……いいん、ですか。』
「いいよ別に、つか俺から誘ってるし、」
『……では、有り難く、？』
「着いてきて。」
惚れた だなんて発言。は
もちろん覚えているから、家で事情聴取だな〜とか
思いながらも
なんだか今日はいい日になりそう。
久しぶりにそんな事を考えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 219人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
田 仲(プロフ) - ジャニオタさん» 感想有難う御座います^^年齢、！訂正しておきます^^;ご指摘ありがとうございます！ (2020年6月6日 8時) (
レス) id: f3e0507416 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニオタ(プロフ) - この小説とても良かったです！私も悲しい結末の小説は曖昧な方が好きです！１つ訂正なのですがニュースの年齢の所松村北斗(22)から松村北斗(24)になってました間違えではないのでしたらすみませんこれからも応援してます！ (2020年6月6日 8時) (レス) id: 5cba5617de (このIDを非表示/違反報告)
え - え、オリジナルじゃないんですか？ (2020年5月20日 23時) (レス) id: aa1d75e79b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：田 仲 | 作成日時：2020年5月6日 21時
