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『あ、あの、！』
思ってもいないのに声をかけた。
これは反射的な行動なのだろう。
だって今、目のあった男性は
屋上のフェンスを超えたところに立っている。
誰でも思う。これから起こるであろう出来事が。
自 殺だと。
「なに」
『い、いや、その、何、してるんですか？』
「何って、見ればわかるでしょ」
『じ、じゃあ、どうして、そんなこと、』
「疲れたの。生きることに。でも、、結局毎日死 ねなくて終わるの。」
『…、と、とりあえずそこ行きますから、待ってて下さい』
"毎日そうやって終わる"
そんなこと聞いたら何も言えなかった。当然だろう。
自分でも分からなかったけど、とりあえず屋上へ
体を運ぶ。あまり面倒くさいことはしたくないのだけれど、目の前で人生を終わらされられる方が面倒臭い。
ｶﾞﾁｬｯ
屋上の扉を開く。地上よりかは涼しく感じた。
地から遠いからだろうか、それとも、風？
だなんてしょうもないことを考えながら彼のもと行く。
『とりあえずこちらに来てください。そこにいると危ないですよ。』
彼は意外に素直で何も言わずにこちらへ来た。
なんださっきの理由は人をからかうためか。だなんて
思った。
「なんで停めたの。」
『目の前で死 なれたら困るからです。』
「あ、そう。」
『どうして、死 のうとしたんですか？』
ようやく外を向いていた彼の顔がこちらを向く。
その瞬間
「この世界は生きているより死んだ方がよっぽど美しいの。」
胸の奥底がギュンと鳴った。
自分の鼓動がうるさいくらいになり続けて
あぁ、これは恋だろうか、
だなんて思って
『俺は君に、、、一目惚れしたようです。』
気づけば想いは声に出ていて
あ、これ完全にやらかしたな。だなんて
思いながらもまあいいか。だなんて。
「……は？」
そりゃあそうだろう。初対面の柄シャツをきた
もう何人目なのか、分からない"停めに来る人間"
が目の前のやつに惚れただなんて言い出すから。
これが君を停めた1回目。
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田 仲(プロフ) - ジャニオタさん» 感想有難う御座います^^年齢、！訂正しておきます^^;ご指摘ありがとうございます！ (2020年6月6日 8時) (
レス) id: f3e0507416 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニオタ(プロフ) - この小説とても良かったです！私も悲しい結末の小説は曖昧な方が好きです！１つ訂正なのですがニュースの年齢の所松村北斗(22)から松村北斗(24)になってました間違えではないのでしたらすみませんこれからも応援してます！ (2020年6月6日 8時) (レス) id: 5cba5617de (このIDを非表示/違反報告)
え - え、オリジナルじゃないんですか？ (2020年5月20日 23時) (レス) id: aa1d75e79b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田 仲 | 作成日時：2020年5月6日 21時
