箱入り娘？[よん］ (ページ29)

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そこには、さっきまで一緒に居た自販機の前で蹲ってるA。

えっ？何？どうした！？

JN「どうしたの！？どっか痛いの！？」

直ぐに駆け寄って背中に手を添えれば振り払われた僕の腕…

『や、だ…』

これは…ヤバイ…

全身から変な汗が出るんだけど…

JN「じょ、冗談だよ？怒ってるの？ごめんね？」

しゃがんで顔を腕で覆ってるからわらなかったけど…

JN「泣いてるの？」

さっきまで眠そうだった大きな瞳から溢れる涙が余計にバカな自分を責め立てる

『やっ、、おっぱ、、やだっ…行っちゃやだ、、、』

本当にヤバイ…泣かしたかったわけじゃ無いんだよ…

Aを直ぐに抱き上げてユンギの作業室へ

JN「ごめん、、、！！本当に冗談だったんだよ！？ドッキリ大成功！笑。的な？ねっ？だからお願い泣かないで…」

どうして良いんだか分からなくて、ただただ強く抱きしめた

『おっぱ…』

JN「ごめん、、、ごめんA、置いてかないよ？本当にごめん…」

『ひっく、、おっぱ、、、ちゃんと、、話せなくて仕事に行っちゃったから…嫌われたと思ったら怖くて連絡できなかったの… 時間を置いて…帰ってきて普通に今まで通り一緒に居れれば無かった事になるかもって思って…ごめんなさい…私が狡かった…オッパ…ごめんなさい…一緒に居たかったから』

あぁ…何やってんだよ、、僕は、、、

泣きながら僕に縋ってくるAに驚きと、申し訳なさと、嬉しさと、それと同時に安心が一気に舞い上がってきて、もう愛おしさしかなくて…

Aに優しく口づけをする

JN「A？泣かないで？Aは悪く無いでしょ？しっかり仕事をしただけだよ？僕の心が狭いだけ…僕の方こそごめん」

今度は額に。次は瞼に、頬、鼻、そしてまた唇へ

泣き腫らして真っ赤になった瞳で僕を見つめているAが

『オッパ…オッパ…泣かないで…』

あぁ…本当だ…知らない内に目から水が…

優しく僕の顔を包んで涙を拭ってくれた後にAが僕の額、瞼、頬、鼻、唇にキスをした

人の作業室で。ドアの前に座り込んで。いい大人が何やってるんだろうって思ってる。

アミ達が知ったらガッカリするよね…

それでも、好き過ぎてどうしようもないんだ…

『オッパが好き』

こんなダメな僕を好きだなんて言ってくれるのはAだけだから

『大好き』

バカな男でごめん…ずっと一緒にいよう。

『オッパ…お家に帰りたい…』

・・・ダメだよね？？

　