43頁 私のことは置いていけ…！ ページ43
そして、３時限目は終わり、休み時間。
デュース｢えーと、次の授業は……。｣
エース｢なーんか、魔法学校っつっても普通の学校と変わらないっていうか、想像よりも地味っつーか…
魔法使えなくても別にそこまで困んねーな。｣
ユウ｢うん、だから、助かるよ。｣
エース｢だよなー。グリムもそう思わね？……ん？｣
３時限目が終わってから、プルプルする足と手をなんとか動かしながら、歩く。
まるで、しばらく油をさしてないロボットの気分だ。
こういう時、大体グリムが何かを言ってくるのだが…。
ん？
ユウ｢ん？グリム？…………嫌な予感がする……！｣
デュース｢あっ、窓の外を見てみろ！
あの中庭を横切る毛玉は……。｣
そう、紛れもないグリムだった。
ー中庭ー
グリム｢あんなつまんねえ授業一日中やってらんねえんだゾ！
オレ様は天才だから授業なんか受けなくても、いざとなったらバーンと、どデカイ魔法を使ってやるんだゾ！｣
━━━━━━━━━━━━━━━
ユウ｢登校１日目にしてサボリ〜！？｣
清々しい青空の広がる今日この頃。
休み時間にユウの声が響いた。
デュース｢早速逃亡とは……。あいつ、懲りないな。｣
エース｢プッ、監督生１日目にして監督不行き届きかよ。ね、グリムを捕まえるの手伝って欲しい？｣
ユウ｢神様、エース様、デュース様！｣
なんで、ユウが私の名前を呼ばないか？
それは……もう彼女の視界に入っていなかったからだ。
足がプルプルしすぎて、立ってられないんだよ。
これ、リーチ兄弟に見つかったら大変だ。
エース｢オレ、購買のチョコレートクロワッサン。｣
デュース｢なら、僕は学食のアイスカフェラテで手を打とう。｣
ユウ｢ぐぬぬ…………。｣
A｢エース、デュース……あとは託した……。
ユウ……お金については問題ない……。私が何とかする……。私を置いて……先にいけ……。｣
ということで、3人はグリムを追いかけて走っていった。
そして、私は走る3人を最後に目を瞑った。
そう、廊下のど真ん中で。
……邪魔になると思ったから後で、廊下の端に座り直したよ。
移動はしない！！！だって、動けないんだもん！！
次、目を開けた時には
A｢………ん？｣
ジェイド｢おや、起きましたか？｣
フロイド｢シャーちゃん、起きるの遅いよ！｣
………………？
……どういうこと、これ？
私はワケが変わらず目を閉じた。
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あんぱん - ジャックハート…もしかして、ヴィランズ手下ですか！？ (9月18日 17時) (
レス) @page11 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - 追記 ストーリーを書く上で閃いてしまった作者が50話を少しだけ変更致しました。前はスカラビア寮生と顔見知りふうにしたのですが、無かったように書き換えております。ですが、のちのちちゃんとスカラビア寮の話を書くのでご安心ください。 (2020年5月5日 18時) (レス) id: a65dfc2637 (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - ありがとうございます！引き続きよろしくお願いします！ (2020年4月21日 22時) (レス) id: a65dfc2637 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - とてもおもしろいです！続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2020年4月21日 14時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月19日 23時) (レス) id: a65dfc2637 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルフォン x他1人 | 作成日時：2020年4月18日 23時
