先生はウソつき。ｰR.Yｰ (ページ24)

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サッカー部が練習しているグラウンドには

今日もたくさんの生徒が集まっていた。

その中には、あの玲先輩もいて。

玲「やだーまた来たの？w

懲りない子。学習能力ないのかしら？」

比「は？あんた誰─── 」

『比奈、いいから。』

玲「今日はお友達も一緒？

ふふっ、一人じゃ私に敵わないからって二人で来たわけ？」

『 …そーゆーんじゃないです』

玲先輩は不敵な笑みを浮かべながら、

私達から離れて行った。

比「ねえ、なんなのあいつ？」

『 …3年生、サッカー部のマネージャー。

芝崎玲先輩。』

有岡先輩が、Limeで説明してくれた。

やっぱり玲先輩はマネージャーで、

有岡先輩の幼馴染みってこともあり、わりと仲はいいらしい。

と…

「「「キャアアアアアッ！！！」」」

『？！なに？！』

比「あ。山田先生じゃん、」

『は？！うそ！！…お手洗い行ってくる！！』

涼「瀬川Aさん！！」

『え… 』

山田先生が私の名前を叫んでこっちに近付いてくるもんだから、

周りの女子たちのざわめきはさらに増す。

涼「俺を避けないで。ちょっと話をしよう？」

『 …仮面教師… 』

涼「ついてきて。彌生さんごめんね、瀬川さん借りるね？」

比「あー…はい」

さすがにここで逃げるわけにも行かず、

私は山田先生に連れられて教室に戻った。

大「 Aちゃん？…と…山田先生…？」