#___40 ページ41
A side
ーお昼ー
「港人ー購買行こ」
港人「おう」
あら、今日はめいさんと食べないのかな？
ダメ元で言ってみたんだけど…
「今日はめいさんと食べんの？」
港人「ん？ なんで？」
「何でって笑 この前食べてたやん」
港人「あーあの時は様子が変やったから」
「そっか」
やっぱりめいさんの事ようわかってるなぁ
港人「Aはさ、俺がめいとおるの見て何か思う？」
いきなりの質問にびっくりした
「…んー何かあったんかな？って思うけど港人が1番めいさんの事分かってるでしょ？ だから、特に何も思わんかな？ めいさんも港人といる時楽しそうだし！」
それだけ言って私は教室に入った
少し嫌な気持ちもあるけど、めいさんは港人が好きだし私1人だけ港人港人言えないから
ー病院ー
先生「今日はあの王子様来ないの？笑笑」
「今日は来ませんよ〜笑 先生、瑠姫君に惚れすぎですよ笑」
先生「だって、かっこいいし優しいし面白いし完璧じゃない！笑」
「今日はきませんよ笑」
先生「あら、今日は違う王子様？」
「え？」
先生が見てる方を見るとそこにいたのは
港人「よっ」
港人だった
「どうしたん？」
港人「一緒に帰ろうと思って」
先生「今日はこれで終わりにする？」
港人「あ、いや、終わるまで待ちます」
そう言って港人は座って見てた
とりあえず私は時間までリハビリをした
先生「もう痛くない？」
「だいぶよくなりました！」
先生「もう、リハビリは来なくても良さそうだね。家とかでリハビリを少ししたりしたら大丈夫」
「はい！ ありがとうございました」
先生「楽しんでね！ 恋も存分にっ」
「はいっ笑」
港人「もう足は大丈夫なん？」
「うん！ 全然大丈夫！」
久しぶりに港人と帰る事に嬉しくて少しドキドキする私
港人「久しぶりやな〜こうやって帰るん」
「うん笑 この前はおんぶだったもんね笑」
港人「重かったわー笑」
「うるさっ笑」
港人「これからもずっとこうやってAとおれたらいいなぁ」ﾎﾞｿｯ
ボソッと言う港人
もしかしたらこれは本音なのかな
なんて思った
私は何も言わずに港人の腕に手を回して歩いた
港人は嫌がらずに私の目を見て微笑んだ
もうすでに私の中で本当に好きな人は決まってたのかもしれない
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作者名：mim | 作成日時：2020年3月3日 22時
