プデュ高校生活2 (ページ37)

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港人 side

昼休みに入ってめいが1人で屋上に行くのが見えた

俺はめいの後をおった

屋上のベンチに座って弁当を開くと同時に手を止めてため息をつくめい

「なんかあったん」

めい「…港人……」

めいは下を向いて話だした

めい「…私が留学した理由知ってる？」

「知るわけないやん。何も言わんで行ったんやから」

めい「…そうだよね。私ね…医者になるの。…いや、ならなきゃいけないの。だから、その勉強をしにカナダに行ったの」

医者…？前からスタイリストになりたいって言ってたはず

めい「……お父さんが医者だからその後を私が継ぐために医者になって…。医者になるなら私が好きな人と結婚していいの」

「…ならんかったら？」

めい「…お父さんが決めた人」

「……」

俺は何も言えなかった

何も言わずにただ別れたい。それだけ言って俺の前から消えためいを嫌になった

だけど、めいにはめいで色んな事があった

そう思うと俺は…俺の事しか考えてなかったんじゃないかってそう思った

めい「…でもね～、お父さんと約束したはずなのにお父さんが決めた人と付き合わないといけないかもしれないの笑笑えるでしょ？」

「……何で？」

めい「わかんない笑お父さんひねくれてるからさ笑」

無理して笑うめいに俺は何も言うこともできなかった

「ほらよ、食え」

めい「…ほうれん草って…笑」

めいは、何も変わってない

俺が好きだっためいのまんまなのかもしれない