#___27 ページ27
A side
ーお昼ー
翔也「A〜何か買ってこよっか？」
「大丈夫、お弁当あるから」
翔也「ほーい」
港人「足、大丈夫か？」
「港人、大丈夫よ」
港人はいつものように私の隣にさっと座った
港人「何でニヤニヤしてるん」
「ぇ？べ、別に？笑」
何だか少し嬉しかった
めいさんと食べるのかなって思ってる自分がいたから
汐恩達が戻ってくると同時にめいさんが来た
めい「…一緒に食べても…？」
鶴房「(まじかよ…)」
「…もちろん！！ ここ座って！」
めい「ここ座るね！」
「…ぁ、うん…笑」
めいさんが座ったのは港人の隣だった
めい「いつもこうやって食べてるの？」
「そうかな笑」
優心「たまーーーにお兄さん達がくるけどね笑」
來良「言っても、俺達じゃなくてA狙いやからな笑」
「私をいじりにね笑」
めい「へぇ〜やっぱりみんな仲がいいんだ笑」
「…あ、そう言えば今日リハビリやから部活に行けんって蓮君に言っててくれる？」
來良「分かった！」
…てか、さっきから何でこの人達黙ってんの？
鶴房「…」
翔也「…」
祥生「…」
金城「…」
いっつもうるさいのに
めい「静かだね…笑」
拓実「いっつもうるさいのになぁ笑」
めい「…やっぱり私…お先するね笑 ごめんね！急に入ったりなんかしちゃって笑 …じゃあ…」
「…ぁ、ちょっ…」
めいさんは急ぐように教室を出た
鶴房「なんなんいきなり」
翔也「これでいつも通り」
祥生「どうなる事かと思った」
金城「時間止まってるかと思った」
「何でそんな事言うん？ めいさんいい人やん」
鶴房「何もわかってないなぁ」
港人「…あんまり態度に出しすぎるなよ。めいにはめいなりに色々思いがあるやろうし」
そう言って港人も教室を出た
港人の背中を見てて何だか寂しくなった
いつも隣にいた人が私の心配ばかりしてくれてた人が今は違う女の子の事を考えてる
そう思うと胸が少し苦しかった
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作者名：mim | 作成日時：2020年3月3日 22時
