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港人 side
ー病院ー
「A〜…」
おらん
看護師「あ、Aちゃんはもう退院されましたよ」
「…そうっすか…すいませんありがとうございます」
…何やねん。
連絡くらいしてくれればいいのに
ケーキ買ったのに
家まで持って行けばいっか
Aの家に向かってると前から見覚えのある顔が
…翔也?
「翔也?」
翔也「お、港人」
「ここで何してるん?」
翔也「Aん家に行ってた。 退院やから病院行って手伝ってそのままご飯食べて」
何やねん。俺だけやないん
「…そうなんや」
翔也「港人は何してるん?」
「…ちょっとブラっと笑 じゃあな」
翔也「おう」
純喜君とかすかいとかならまだしも翔也って…
なんやねん…
もうええわ。ケーキも自分で食べよ
Aの家の前を通ろうとしたらAが外でリハビリをしてた
俺はその場からしばらく様子を見てた
A「…1………2………1………2……」
痛そうな顔をしているA
A「……1……2…(ドテッ)……痛っ………」
思わずそばまで行ってAを立たせた
A「港人」
「何してんねん」
A「何ってリハビリ……てか、明日来るって言ってたのに何でこんの?!」
「行ったけどもうとっくに退院してたんだよ!あんな、そういう時は何時くらいになりそうとか連絡くらいしろよばーか」
A「…ごめん」
…ぉ、何で今日は素直に謝る…
「…いいけど…あんまり無理すんなよ?」
A「大丈夫」
「…ほらよ。退院祝い」
A「ありがとう! 一緒に食べる?」
「さっき食ったんだろご飯」
A「何で知ってんの」
「翔也に会ったから」
A「そっか」
Aは、自分の事を好きって言ってる男を簡単に家にあげることに対して何も思わんの?
俺は…あんまり良い気はせんのに
「…じゃ、またな」
A「気をつけて帰ってね」
何だか…今日のA素っ気なかった
「…知らねっ」
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作者名:mim | 作成日時:2020年3月3日 22時