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港人 side
めいが転入生としてまたこの学校に通う事になった
正直嬉しいような嬉しくないような
1年の6月
めいからいきなり別れたいって言われた
理由を聞いても、なんとなくとしか言われないし
その挙句、何も言わないまま留学に行った
なのに今こうやって何もなかったかのように俺の前に現れる
問い詰めたい気持ちもあるけどもういいかなって
Aがおるし
そう思った
ー放課後ー
明日Aが退院やから今日会いに行っとこ
そう思って1人で学校を出た
めい「みーなと」
「めい」
めい「どこ行くん？」
「…(名……ぁ、用事があって帰るとこ」
めい「…そっか。じゃあ、一緒に帰ろうよ」
「…悪ぃ、急いでるから。じゃ」
俺は逃げるようにして出た
Aの事が好きなはずなのにめいが現れてめいへの気持ちがどこか揺れてるこの感じ
何なんだろ
ー病院ー
「A…」
A「私の名前大声で言うからびっくりしたよ本当に笑」
ヨン「あれめっちゃ可愛かった」
そこには男の人と話してるAがいた
ｺﾝｺﾝ
A「あ、港人！」
「こんにちは」
ヨン「こんにちは」
A「あ、この人は私の幼なじみの港人。で、この人は韓国でお世話になったヨンフンオッパ」
ヨン「チョンヨンフンと言います。よろしくお願いします」
「井上港人です。よろしくお願いします」
身長も高くて凄くかっこいい人だった
ヨン「A、退院したらまた会いに行くね」
A「ありがとう！ またね」
ヨン「失礼します」
俺は頭を下げた
ヨンフンさんは最後までAの目をみて最後まで手を振っていた
A「今日部活は？」
「今日は休み」
A「そっか。早く会いたいな〜みんなに」
「そうやな。明日退院やし明日も来るわ」
A「ありがとう」
Aを見てると何故だか泣きそうになって思わずAを抱きしめた
A「…どうしたん？笑」
Aは俺の腰に手をやって片方の手で頭を優しく撫でてくれた
「…俺…Aの事好きやから」
そう言うと答えかのように強く抱きしめてくれた
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作者名：mim | 作成日時：2020年3月3日 22時
