#___18 ページ18
港人 side
何で今…今突然現れるんだよ
めい「…元気にしてた？」
「…それなりに。めいは？」
めい「…私は元気だったよ」
「留学は？」
めい「行ったよ。昨日帰ってきたの」
「そう」
めい「…みなっ…ﾋﾟﾛﾝ
「ごめん…」
携帯を開くと純喜君からだった
純喜君Aが病院に運ばれた。Aには家の用事って言っとるから。
病院に運ばれた…？？？
「…ごめん。めい。急用できたから帰る」
めい「…ちょっ…」
俺は急いで病院に向かった
病室に向かうとAがいた
A「お、港人、」
「何してん…」
A「足が痛くなっただけ笑 頑張ったからさ笑」
「…心配したやんか…」
Aは、黙ったまま俺を見て少ししてニコッと笑った
A「あ、そういえば聞いた？ ハワイに行けるって」
「ホンマに？」
A「うん！ワーナー高が棄権したから私たちが行けるって！ 良かったね」
「マジか〜よかったわ！」
Aは俺にニコッと笑ってみせる
だけど、どこかその笑顔は偽りの笑顔にも見えた
「いつ退院できるん？」
A「明後日には出来ると思う」
「そっか。じゃーまた迎えくるわ」
A「うん。ありがとう」
病室を出ようとしたとき
A「港人」
Aが俺の名前を呼んだ
A「…港人は港人の思うままにしていいんだからね？ …私は大丈夫だから」
「…どうしたん？」
A「…ううん笑 なんとなく言ってみただけ笑」
「なんやねん笑 またな笑」
A「うん笑」
この時の俺はAの気持ちなんてこれっぽっちも知らなかった
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作者名：mim | 作成日時：2020年3月3日 22時
