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泉 side
ｰ車の中ｰ
何も言わずにただ横を向いて外を眺めているA
あっという間に家についた
「ついたよ」
A「……」
「A？」
A「……ｸﾞｽｯ……」
Aを見ると外を見ながら泣いていた
そんなAを見て俺はAを抱きしめていた
「……辛かったね…」
Aはただ泣くだけだった
今まで見たことないくらい泣いて相当我慢して辛かったんだと感じた
こっちまで胸が苦しくなってそれと同時に俺が��守りたい��って強く思った
ｰ家ｰ
「板東さん帰ってくるまでおろうか？」
A「…大丈夫」
「、そっか。何かあったらすぐ連絡して。わかった？」
A「、ありがとう」
「よし。じゃ…」
出ようとした時だった
A「いずみん」
「ん？」
A「1つ聞いてもいい？」
「うん？」
A「…何でいつもいずみんは優しいん？」
「……好きだから。Aの事が」
A「……」
「…じゃあ」
はぁ…
こんなタイミングで言う俺くそかっこ悪いよな
エレベーターがついてドアが開いた
板東「…ぁ」
「…板東さん」
板東「ありがとう、送ってくれて」
「はい」
板東「…泉さ、Aの事どう思ってる？」
「…好きです。泣いてるAを見ると守りたくなります」
そういうと板東さんは
板東「、そっか…苦笑」
それだけ言って中に入っていった
板東さんの背中は今まで見たことないくらいどこか寂しそうだった
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作者名：mim | 作成日時：2021年8月2日 16時
