千の夜をこえて-2- (ページ37)

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輝「……正しい生き方をしていれば、99人が私を貶したとしても、必ず誰か1人は味方でいてくれる。そして、自分を大切にしてくれた人は、私も無条件に大切にしてあげる。

私は、母と父からそう教わりました。」

『(微笑む)』

颯一郎「(泣いている)」

輝「私の父は野球選手です！そして、私の叔父はサッカー選手で、スポーツ一家として産まれてきました。実力の世界で、いいプレーが出来なければ、酷い言葉を容赦なく言われます。

聞こえてないフリをしてまたグラウンドに立ちます。

彼らも、人間です。

有名人だけじゃなく、自分の身近な周りの人にも、言葉を発する時は一度考えて発してください。

貴方のその何気ない言葉が、凶器となる事もあります。

でも……人を救う事もあります。

SNSという世界中が繋がりやすくなった今だからこそ、素敵な言葉が広がるこの世の中になってほしいと思います。

最後に。お母さん、お父さん。そして、律くん。3人のおかげで私は大切なものに気付くことが出来ました。ありがとう。 3年1組山崎輝」

〜

颯一郎「輝ーー！！！」

輝「パパ泣きすぎ笑」

颯一郎「いつの間にそんなに成長したんだよ泣」

『笑笑はい、2人並んで！』

ｶｼｬ

輝「ママも3人で撮ろうよ！」

『え〜笑じゃーはい、パパが持って笑』

堂安「撮りましょうか？笑」

輝「律くん！本当に来てくれたんだ！！」

堂安「うん笑はい、撮るよ！」ｶｼｬ

輝「見せて！！パパ見て！」

堂安「さすがAの娘やな笑」

『笑笑でも、全部律君と出会ったおかげだよ。今までの事が無かったら私は颯一郎にも輝にも会えてなかったから。ありがとう。律くん』

堂安「俺の方こそ、大切な事に気付くことができた。ありがとう」

いくつもの長い夜をこえて

伝えなきゃいけないことを

やっと伝える事ができた

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