千の夜をこえて-2- (ページ3)

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ep.3 ページ3

山崎side

〜

『美味しいハンバーグ屋さんあったのに、クレープでよかったんですか？別に私行列くらい待てますよ』

「クレープ食べたい気分なんだよ」

『ふーん』

「てか、お前あいつに会いに行ったのかよ」

『あいつ？』

「彼氏だよ」

『…あぁ…来週行くけど…』

「そのワンピース着て？」

『別にいいでしょ…』

「悪ぃとは言ってない」

『…てか、颯一郎さんはいないの？好きな人とか彼女とか』

「いねーよ」

『ほんとに？』

「嘘つかねーから。つーかいたらお前誘ってねーし」

『確かに。でも、颯一郎さんモテますよね？身長高いしスタイルいいしかっこいいし』

「…」

こいつ、、、、

「…お前そーゆーの軽く言うな」

『え？何で？』

「男は単純な生き物だからそんな風に言われると好きになるんだよ」

『好きになりました？私の事』

…なんて答えたらいいんだよこれ

つーかそんな見つめてくんなよ…

『？？？？』

「////」

狂う。狂ってしまう。

「食わねえなら食べるぞ」

『あ！ダメ！食べる！』

「ほーらほーら」

『ちょっと下ろして！とれない！』

「んー美味！」

？「……」