千の夜をこえて-2- (ページ20)

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ep.20 ページ20

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碧「甲子園出場を祝って！！かんぱーい！！！」

「「「かんぱーい！」」」

父「くぅ〜！！美味い！颯一郎くん！最高だったよ！おめでとう！」

母「お父さん会社で飛び跳ねて喜んだって笑」

山崎「ありがとうございます笑」

ちひろ「まさか、お兄ちゃんが完投するとはね笑」

『しかも満塁ホームランさよなら勝ちってね笑』

母「努力が結果に出たのね〜笑」

山崎「まだまだ努力します！」

この日颯一郎とちひろちゃんは泊まってくことになった

『ごめんね〜狭い部屋で』

ちひろ「全然！私お泊まりとか初めてだから嬉しい！」

『良かった笑』

壁に貼ってある写真を見るちひろちゃん

ちひろ「あ、これって…彼氏さん？」

『うん笑』

ちひろ「へぇ〜、、正直、お兄ちゃんの方がかっこいいような……笑」

『笑笑先輩として教えとく笑人は顔じゃない』

ちひろ「……だよね笑 …Aちゃんは…彼氏さんのどこを好きになったの？」

『嘘つかないで正直な人だったから。でも、律くんもめちゃくちゃカッコイイんだよ笑笑うとクシャって笑顔になるし』

ちひろ「……だいすきなんだね笑」

『笑笑』

〜

山崎 side

碧「颯一郎さ〜」

「ん？」

碧「Aの事好きなん？」

「……何だよ急に笑」

碧「いや、何となく笑」

「……」

碧「Aさ、前病気でその薬の副作用で太ってたんだよ」

碧が見せてきた写真は今のAとは全く違っていた

碧「そのせいで虐められて今みたいに笑いもしなかった。もし、出会ってたのが今のAじゃなくてこの時のAだったらそれでも颯一郎は好きになれる？」

碧の目はいつもと違っていた

碧「って、悪ぃ！優勝した日にこんな事言って笑」

「…いや、」

俺がもし笑わないAと出会ってたらどうだったんだろうか

好きになってたんだろうか