千の夜をこえて-2- (ページ12)

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ep.12 ページ12

碧 side

「お母さん浴衣見つかった？」

母「あったあった！」

「夏祭り来ていくから出しといて」

母「はいはい笑」

ｶﾞﾁｬ

『ただいま〜』

「お帰……颯一郎？！」

山崎「…よお」

〜

母「いっぱい食べてね〜！」

山崎「いただきます！ ……美味！うん！美味！」

『もっとゆっくり食べたらいいのに』

山崎「部活ハードだったから腹減ってんだよ」

母「笑笑おかわりはまだいっぱいあるからね〜」

『お兄ちゃん食べないの？』

「……ごめん。俺今の状況、理解できてないんだけど……何で2人一緒に？」

『、たまたま帰りが一緒になったの』

山崎「……」

「ふーん」

『颯一郎、今度の予選で投げるんだって』

颯一郎？！？！呼び捨て……？？？

母「へぇ〜凄いね！決勝？」

山崎「決勝ではないんですけどそこで勝てば決勝に上がれます」

『甲子園連れてってくれるって笑』

母「絶対行ける！お母さんも行こうかな笑」

何も気にせずお母さんまで話してるけど？？

ｶﾞﾁｬ

父「ただいま〜」

お父さん帰ってきた！お父さんだったらこの状況おかしいって思うよね？！

山崎「こんばんは！お邪魔してます！山崎颯一郎です！」

父「おぉ〜！君、前にAを家まで送ってくれた子か！スタイルいいな〜笑」

おいおい！！！！！

父「何センチだ？」

山崎「190センチです」

父「碧より高いな笑顔もイケメンだし！」

「父さん一応俺もイケメンって言われてるんだけど」

父「そりゃそうだ笑父さんに似てるから、なんちゃって笑」

『ちょっとお父さん笑』

母「ごめんね〜笑颯一郎くん笑」

山崎「いえ笑笑」

何か、楽しくなっちゃってるけど……？

まあ、、、いいけど……さ……

山崎「面白いなAの家族笑」

『でしょ？笑笑』

「……」