千の夜をこえて-2- (ページ11)

今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:2,969 hit

ep.11 ページ11

山崎 side

榊原「颯一郎」

「おう」

榊原「お前すげぇなやっぱり！スタイルはいいし顔もかっこいいし球も速い」

「んな事ねーよ」

監督「あ、いたいた」

榊原・山崎「お疲れ様です！」

監督「颯一郎、今度の予選出てもらおうと思ってるんだがいいか？」

「…ぇ……」

監督「お前ならできると思ってるんだが」

「やります！絶対勝たせます！」

監督「笑笑よろしくな」

「はい！ありがとうございます！」

榊原・山崎「っしゃーーー！！！！」

「って何で翼が喜んでんだよ笑」

榊原「そりゃ嬉しいだろ！笑友達が選ばれたんだから！」

「…笑」

榊原「やっぱり俺見る目あるな〜うんうん」

〜

『颯一郎』

「おお、悪ぃ夜に呼び出して」

『大丈夫だよ。私もバイトだったから』

「あ〜バイトどこでやってんの？」

『駅前のカフェ』

「ふ〜ん」

『で？どうしたの？』

「あぁ、俺、今度の予選で投げることになった」

『…え、本当に？！』

「うん笑」

『良かったじゃん！！！待って、それいつ？』

「来週の土曜」

『来週の土曜バイトだ……見に行けない…』

「まあ、決勝じゃないしな。それで勝てば決勝に進める。絶対勝つから決勝見に来い」

『強気だね笑』

「当たり前だろ笑甲子園行くって約束したし」

『笑笑決勝も甲子園も絶対行くから』

「絶対な」

『うん！』

Aのこの笑顔を見ると俺は元気が出る

この時わかった

俺

Aの事が好きなんだ

彼氏がいてもいい

彼氏の事を好きでもいい

ただ、Aが1人で泣いてる時は俺が笑わせたい

そういう存在になりたいと思った