僕らのGuardian 4 ［BTS］

SP No.166 ジョングクside ページ21

ジョングクside





マネヒョンの言葉に僕の中の何かが切れるような音がした。
この場にいたくなくて、後ろから聞こえるジミニヒョンの声を無視して廊下を走る。





蒸し返すって何？
そんな言い方あまりにも酷いよ。

マネヒョンが本心から言ってるんじゃないってわかってる。
会社と僕たちとの板挟みで大変なのもわかってる。
でもそれを汲み取れるほど僕はまだ大人じゃないし、そんな余裕なんて今はあるわけがない。





腹立つ腹立つ腹立つ！





・・・・・でも一番腹が立つのは自分自身。





ズキズキ傷んだ打撲も痛みはなくなり、一時は騒がしかったメディアも時間がたつにつれて落ち着きを取り戻し、まるであのことがなかったことかのように流れていくのがどうしても受け入れられない。
事件だって言うのに表立っては事故として発表されて、会う人会う人口を揃えたように僕を心配をして。
僕なんかよりケイスケの方が大ケガして、意識だってまだ戻っていないって言うのに、公に口にできないから事実を言えなくて。





何も出来ない。
何もケイスケにしてやれない。
自分自身に腹が立つ。





ジミン「やぁ！ジョングク！一人になるなってあれだけみんなから言われてるだろ！」





こうやって心配ばかりかけて





ジミン「ジョングクに何かあったらケイスケ君に頭上がらなくなるだろ！」





僕なんかのために命までかけて





ジミン「僕だってジョングクに何かあったら「僕は！！！」」




ジミン「え？」





「僕は・・・命をかけて守ってもらうほど立派な人間なんかじゃない！」





そんな大それた価値なんて僕にはないんだ・・・

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