purple ページ20
なぜ俺は今、こんな場違いなところにいるのだろうか。小洒落た店内に目の前には女の子が3人。
「ねぇ！お願い稜雅！まじで人いないんだって！」
「嫌だよ、俺が3次元の女の子苦手なの知ってるでしょ。」
「ねぇ〜、本当お願い！いるだけで良いから！何も喋らなくていい！」
「拓弥に頼めば良いじゃん…。」
「拓弥が来ると思う！？俺に春が来るかどうかかかってんだから！今日の18時！ここに集合ね！」
「あ、おい！」
強引に集合場所と時間が書かれた紙を渡して去っていった祐基のお願いを素直に聞いている自分が偉いと思った。
「向こう3人なら俺いらなくね？」
「後で一人来るんだって。」
相手の3人と祐基、海、佑亮が盛り上がっている中、俺はテーブルの上に乗っているものをただ食べて飲んでいるだけだった。
「あ、A〜！こっち、こっち！」
『ごめんね、遅くなっちゃった。』
遅れてきたもう一人の女の子が呼ばれているほうを見て食べ物を掴んでいる箸が止まった。
「じゃあ、もう一回自己紹介しようか。」
海の一言でその場が仕切り直される。
『AAです。今日は仕事で遅くなっちゃってすみません。』
そう笑った顔は俺がAAに惹かれていたあの頃と変わっていなかった。
俺が唯一、好きになったことがある女の子。こんなところで再会するなんて思ってなかった。
「はい。次、稜雅だよ。」
「…船津稜雅です。」
『あ…やっぱり！稜雅くんだよね！？』
「え、Aちゃん稜雅と知り合い？」
『うん、高校3年間同じクラスだった。』
Aちゃんは、はじめましての人でも気さくに話すことが出来る。俺にとっては、それが羨ましかった。きっと、それが憧れへと繋がったんだろう。
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mami100810(プロフ) - まさん» おぉ〜！ヤバい…めっちゃキュンキュンしちゃいました(照)もし、良ければ続編をリクエストしても大丈夫ですか？最終的にはカレカノになって欲しいです！ (2019年8月7日 1時) (
レス) id: 80e4a31d29 (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - mami100810さん» リクエストありがとうございます。更新お待たせしました。要望通りになっているか分かりませんが、気に入って頂けると嬉しいです。 (2019年8月3日 0時) (レス) id: 36e2c90037 (このIDを非表示/違反報告)
mami100810(プロフ) - カイさんが転校生(無気力で気だるげな女の子)に恋をするお話が見てみたいです！ (2019年7月28日 1時) (レス) id: 80e4a31d29 (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - mami100810さん» 更新お待たせしてしまってすみません。なんだか書いていてよく分からなくなってしまったのですが、気に入って頂けると嬉しいです。 (2019年3月31日 9時) (レス) id: 36e2c90037 (このIDを非表示/違反報告)
mami100810(プロフ) - まさん» 更新楽しみにしてます！ (2019年3月26日 23時) (レス) id: 80e4a31d29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ま | 作成日時：2018年11月2日 5時
