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「ちょっと、太陽！どこ行くの！」
「Aの後つけてくる！佑亮先帰ってて。」
そう言い残して、Aの後をつけた。二人は煌びやかな建物に吸い込まれるように入ろうとしている。
『なに！？なんで太陽がここにいるの！？』
「A、帰るで。」
反射的に体が動いて、Aの手を強く掴んでいた。数十メートル進んだところで、ぐいぐいと引っ張る腕を振り払われた。
『ほっといてよ…。』
「ほっとかん。」
『なんなの…。』
「あかんで。自分の体は大切にせなあかん。…なんで、こんなことしてるん？」
『…分かんないよ。太陽に、私の気持ちは分かんない！』
そう強く言い残して走り去るAを追いかけた。
「ちょっと、待ってって。」
『やだ！！』
「A！待てって！」
ようやく止まったAは顔をぐしゃぐしゃにしながら涙を流していた。
「A…」
『…太陽のせいだよ。』
「…俺？」
『好きなの！太陽のこと。だから…太陽のこと忘れるため…』
なんて言葉を返していいのか分からず、その場に立ち竦んだ。
『…じゃあね。』
そんな俺を横目にAは通り過ぎようとする。気付いたらAの腕を引っ張り、胸の中にすっぽりと納めていた。
『…離してよ。』
「好きなんやったら、忘れる必要ないやん。」
『ねぇ、離して！』
「嫌や。離さん。Aが男遊びやめるって言うまで離さん。」
『…なんなの。』
腕の中で抵抗していたAもいつのまにか大人しくなり、身を俺に委ねている。
「俺もAのこと好きや。 悪い男に引っかかるんちゃうかって心配やねん。」
『…太陽』
「だから、もう遊ぶのは辞めにしてくれへん？」
遊ぶんやったら、俺で遊んでくれ。そんな思いを込めて、もう一度ギュッと抱きしめAの頭にキスを落とした。
end
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mami100810(プロフ) - まさん» おぉ〜！ヤバい…めっちゃキュンキュンしちゃいました(照)もし、良ければ続編をリクエストしても大丈夫ですか？最終的にはカレカノになって欲しいです！ (2019年8月7日 1時) (
レス) id: 80e4a31d29 (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - mami100810さん» リクエストありがとうございます。更新お待たせしました。要望通りになっているか分かりませんが、気に入って頂けると嬉しいです。 (2019年8月3日 0時) (レス) id: 36e2c90037 (このIDを非表示/違反報告)
mami100810(プロフ) - カイさんが転校生(無気力で気だるげな女の子)に恋をするお話が見てみたいです！ (2019年7月28日 1時) (レス) id: 80e4a31d29 (このIDを非表示/違反報告)
ま(プロフ) - mami100810さん» 更新お待たせしてしまってすみません。なんだか書いていてよく分からなくなってしまったのですが、気に入って頂けると嬉しいです。 (2019年3月31日 9時) (レス) id: 36e2c90037 (このIDを非表示/違反報告)
mami100810(プロフ) - まさん» 更新楽しみにしてます！ (2019年3月26日 23時) (レス) id: 80e4a31d29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ま | 作成日時：2018年11月2日 5時
